TurboLinux Client 2008 EX検証
ソースネクストで特価で購入。
TurboLinuxFujiからClient 2008になり、Client 2008発売当初は購入するつもりはありませんでした。主な理由としては、Fujiに搭載していたPowerDVDが搭載されていない事やMandrivaとの共同開発と言うこともあり、当初はMandrivaを使用する方針でした。しかしながら、2010年4月にソースネクストで格安でしたので、思い切って購入してみました。
メリットとデメリット
メリット
- USBメモリーなどにインストールが容易にできるようになった。
- Xorg.confがまだ使用できるので、解像度のカスタマイズが比較的容易。
- ブラウザが軽快に動作している。
- デザインが格好が良い。
デメリット
- 「urpmi」が使用できなくなっている可能性がある。
インストールなどの情報
基本的にはMandriva2008.1ベース?
どうもTurboLinux Client 2008はMandriva 2008.1がベースになっている可能性があります。この場合はMandriva2008.1の情報をベースに解決していける可能性がありますので、困った際は情報を探してみるといいかもしれません。
マルチメディア(コーデックインストール)
マルチメディアコーデックのインストールを行うことで、幅広い動画の再生が行うことができます。
・管理者権限になるために、「su」及びパスワードを入力してください。
wget -c http://easylinux.info/uploads/codecs.tar.gz
tar zxvf codecs.tar.gz
./install.sh
マルチメディア(DVD再生)
デフォルトでは、DVDを見ることができず、libdvdcssが必要です。下記のコマンドを入力されますと導入することができます。
・管理者権限になるために、「su」及びパスワードを入力してください。
wget -c http://download.videolan.org/pub/libdvdcss/1.2.9/rpm/libdvdcss2-1.2.9-1.i386.rpm
rpm -i libdvdcss2-1.2.9-1.i386.rpm
- VLCでの再生は再生したとたんにソフトが終了してしまい、失敗。
- Kaffeinでの再生は「kaffein dvd://」で行うことができますが、音声は聞こえるものの画像部分が見れずに失敗。ビデオ設定で解決する可能性があります。
解像度
TurboLinuxClient2008は解像度を24ビットに合わせるように設定されているようです。この場合にはUbuntu軽量化でも説明していますが、Xorg.confにて行うことができます。
・管理者権限になるために、「su」及びパスワードを入力してください。
Kwrite /etc/X11/Xorg.conf
Kwriteが起動したら、DefaultDepth 24の部分を探し、DefaultDepth 16に変更をする事で解決します。なお、画面の大きさなども変更を行うことができます。
レポジトリ改造
デフォルトでパッケージとして存在しているもの以外に使いたいソフトが多々ありますが、「urpmi」が使用できない可能性がかなり高い状態です。(「urpmi」のコマンドを実行してもそんなコマンドはないと怒られます・・・)他にもソフトをインストールしたい場合には、Mandrivaが基本となっていますので、レポジトリでインストールができないかを考えてしまいました。問題は何処にURLを設定したら良いかという部分ではないかと思いますので、どなたか解決して欲しいと思いました。
・管理者権限になるために、「su」及びパスワードを入力してください。
cd /etc/yum.repos.d
Kwrite [以下のいずれかのファイル名]
- cdrom.repo
- manbo.repo
- turbolinux.repo
- license-magny-cours.repo
- non-free.repo
最後に・・・
デザインなども非常に良く完成していると感じました。また、せっかくMandrivaとの共同開発ということなのに、「urpmi」が使用できないなどといった汎用性がない部分においては残念だと思います。
注意
あくまでも自己責任でお願いします。