Deepin 25.1.0のキーボードレイアウト設定について

【追記と結論】Fcitx5+Fcitx5-mozcで日本語入力を使いたい方へ

前ページでは色々な方法を記載していましたが、最終的にこの方法が自分にとって楽でコマンドとnanoを使用できる方であれば設定できる手段でしたのでメモ代わりに記載しておきます。

なお、Deepin 25.1.0はDebianベースと言われているみたいですが、Debian 23と大きく違う点があったり、アナウンスでは最終的にはDebianベースから独立したLinuxとしたいとも公式がアナウンスされており、設定画面などがすでにオリジナルっぽい感じになっています。

システムを最新にアップデートします。

Deepinのインストール後にシステムをまず最新にアップデートしますので設定のシステムアップデートからアップデートしてください。これを実施しないとインストール直後だとパッケージのリストが最新にならないのですぐにFcitx5-mozcをインストールしようとするとそのパッケージはないです…と言われる可能性があります。

Fcitx5-mozc(Fcitx5の日本語入力)をインストールします。

起動してログイン後に日本語入力パッケージでもあるFcitx5-mozcをインストールします。(FcitxはWeng Xuetian氏(翁学天氏)を中心としたメンバーで開発された入力メソッドでDeepinではすでにFcitx5がプレインストールされていますのでそのままFcitx5を使うシステムの方が構築しやすいです。)

#sudo apt install -y fcitx5-mozc

導入後にMozcがまだ設定上では認識されていないので一度再起動します。

入力メソッドをFcitx5-mozcにセットします。

入力メソッドの設定画面

この入力メソッドの管理の「入力メソッドの追加」からMozcを追加し、英語(US)の右にある・・・から削除を選択して削除します。入力メソッドを設定した後に再起動した上でログインをさせてからまた再起動します。これはDeepinデスクトップに入力メソッドがMozcですと完全に認識させる必要がある為の再起動です。

Fcitx5とFcitx5-mozcにJPレイアウトと全角/半角キーの使用を認識させる

ログイン画面

入力メソッド(Fcitx5-mozc)のキーボードレイアウトをJPで認識させる必要がありますので電源を入れた直後(先程再起動した場合はその直後)の上の画像のようなのログイン画面になった際に[Ctrl] + [Alt] + [F2]を入力すると下記のような内容がブラックアウトした画面に表示されます。

例:CUIログイン画面
Deepin GNU/Linux 25 [パソコン名] tty2
[パソコン名] login:

上記の内容が表示されたらCUIログイン画面なのでユーザー名とパスワードを入力してログインします。

Fcitx5-mozcの設定ファイルを編集します。

CUIログイン後にまずFcitx5の起動や動作をコマンド(#sudo killall fcitx5)で終了させます。
これを実施しないと設定変更しても再起動すると元に戻ります。

次にFcitx5に起動した際にMozcではレイアウトはJPです…っと認識させますので#sudo nano ~/.config/fcitx5/profileにて各内容に変更します。

  • 基本的なデフォルトのレイアウトをJPと認識させる項目
    Default Layout = us → Default Layout = JP
  • Mozc使用時にレイアウトをJPと認識させる項目
    Mozcの設定項目にあるLayout = → Layout = JP
    ※両方で設定した方が良いと思われます。

変更後にファイルを保存し、次に全角/半角キーが使用できるようにsudo nano ~/.config/fcitx5/configにて下記内容に設定します。

[Hotkey/TriggerKeys]にある1=の部分を1=Zenkaku_hankakuに変更します。

以上で設定ができましたので、#rebootにて再起動してログインすれば問題なく使用できる様になります。

なお、これら変更の際にキーボードレイアウトはFcitx5を止めているので一時的に英字レイアウトになっている事から「_」の入力は「SHIFT+ほ」になります。日本語の場合はMozcのみで英語と日本語の切り替えが可能となり、入力を完結する事ができます。

※応用として、他の言語キーレイアウトの方(英語圏以外)もJPの部分を自分の国のコードにしたり、今回はMozcの部分のLayoutとして記載しましたが、その言語のレイアウトを自分の国のコードへ変更したり(Default Layout=とLayout=の部分)、他の国の場合に他の言語への切り替え部分のキー設定をZenkaku_hankakuのところをその国キーに変更すればこの方法で改善する可能性があります。なお、この場合はFcitx5-mozcは必要ないのでインストールしないでください。(この部分は未検証です。)

Deepin 25.1.0自体のキーボード設定

基本的に#sudo nano /etc/default/keyboardにてキーボードのレイアウトを編集して設定できます。なお、この部分はMacbookなどのCAPSキーをCTRLとして使用するXKBOPTIONS=”ctrl:nocaps”などにも応用できる部分ですので多分設定すれば動作するかと思います。(未検証)なお、日本語キーボードの場合はjp106などの設定はせずに普通にpc105のままで良いかと思います。(設定するとjp106のレイアウトは無視されてうまく設定ができません。)

トラブルシューティング(Q&Aも含む)

  • fcitx5-mozcのパッケージが無いと言われます。
    システム自体をアップデートしてから実施してください。
  • ~/.config/fcitx5/profileと~/.config/fcitx5/configの内容が変更できない。
    1.再起動後に設定が戻っている場合はFcitx5の起動が続いている状況での変更なので矯正されて変更ができていません。必ずCUIログイン後にFcitx5を終了させてから変更してください。
    2.入力メソッドにMozcを追加して再起動した最初の起動時にCUIログインと項目設定をするとそもそもMozcを使う設定になっていないので意味がありません。必ず再起動をMozcを追加して再起動し、一回ログインをした後に再起動と設定をしてください。(再起動 → ログイン → 再起動が必要です。)
    3.sudo nano ~/.config/fcitx5/configにて真っ黒になるのは設定の入力メソッドでFcitx5を設定していない状態だからです。入力メソッドを設定して再起動し、ログイン後にまた再起動した後でCUIログインしてください。
  • CUIログインがなぜ必要ですか。
    ログイン後にFcitx5を終了しても再度勝手に起動してしまいますのでファイルを変更して設定実施してもその場で反映もされなければ再起動などをすればデフォルトになってしまうからです。
  • CUIログイン画面になりません。
    必ず電源を起動した直後のログイン画面上で実施してください。
    普通にログアウトしただけだとCUI画面になりません。必ず再起動した直後に実施してください。
  • 設定画面でMOZCの項目になっていません。
    英語を削除した後にMozcを追加して再起動などの設定をしてください。
    再度ログインしないとMozcへの変更がなされていません。
  • CUIログインなど色々と難しすぎてしまって意味がわかりません。
    前ページの自動起動型に関する設定で対応するか、Deepin 23.1を利用する事を検討してください。
  • ChromeやThunderbirdの一部パッケージの起動時の設定画面で英字レイアウトになります。
    起動時の設定画面だけ英字レイアウトになる事がありますが、設定後は普通に日本語レイアウトで使用できるかと思います。(ある意味で仕様と割り切ってください。
  • 英字キーボードでJPの設定をすると安定しません。
    英字キーボードで普通にこのページの方法でファイルにてDefault Layout=JPとLayout=JPに設定すると当然日本語レイアウトになりますので英語キーボードとの相違がでます。普通にDefault Layout=usとLayout=usのままでないと安定しませんので注意が必要です。
  • 自動起動型で設定するとたまにうまく行きません。
    自動起動のSleepの秒数の時間がデスクトップ起動後でないとレイアウトの設定がされませんのでusのまま駆動しますし、無視される事がまれにあります。また、.profileや他の方法でレイアウトをJP106の設定するとDeepin側の認識とFcitx5側の認識が重ね合うことになりますので相違認識して安定しない可能性が高まるのではないかと思います。その場合はこのページの方法を使用するか、安定している手段を保つか(妥協して我慢して使用するか)、Default Layout=とLayout=の部分を使用しているキーボードの国のレイアウトに指定してください。

Deepin自体は日本語表示にして英語キーボードでMozcのみで言語切り替えを使用したい場合

機種が英字キーボードだけど使用言語を日本語で使いたい場合の設定方法です。

Deepin 25.1.0では言語を日本語にすると不思議なことにキーボードは英語にセットできずに日本語しか選択とインストールができません。この場合はインストール後に#sudo dkpg-reconfigure keyboard-reconfigurationにて英語(US)にて設定を行った上で再起動して#sudo nano /etc/default/keyboardにてXKBLAYOU = “us”になっている事を確認し、Moacの設定まで行った後で設定の入力メソッドのMozcの右にある・・・から設定→Mozcの初期モードなどを設定する画面の中間にある設定ツールの脇にある歯車みたいなアイコン(見えにくい)をクリックし、一般のキー設定内にあるキー設定の選択の編集を開きます。

この中にある入力キーにZenkaku_hakakuが設定されている部分を全てCtrl+SpaceやShift+Spaceに設定する事でMozc内での切り替えが可能となります。なお、設定の入力メソッドにあるキーボードレイアウトの表示に関しては日本語のままになってしまっています(実際は英字105キーボードの設定になっている)ので注意が必要です。

再度まとめ

今回この問題に取り組む中でサービス起動や自動起動プログラムなどでセットする方法などもあったりしますが、Linux自体やこの場合はFcitx5のサービスはすでに起動していますのでその設定で認識させる事によって余計なリソースなどを使わない事になるのではないかと思いましたので考え抜いた方法になります。

それに単純にこの問題を解決したかったのは日本語キーボードを使っている以上は普通に日本語キーボードで問題なく使用したかった事と、特に全角/半角キーを使いたかった…ただそれだけでした…

なお、最初日本語キーボードの認識やレイアウトによる影響によるものかと思っていましたが、レイアウトではなく単純にFcitx5とFcitx5-Mozcが認識しているレイアウト設定がそれぞれ日本語ではなく英語になる事で異なっているから英語のレイアウトになっているだけという結果になるかと思います。

このページの方法は再起動回数が多いのですが、認識させたりする関係でやむを得ない回数ですのでfcitx5-mozcをインストールさせる時についでにflathubやgufw(ファイヤーウォール)、fonts-ipafont・fonts-ipaexfontなどのIPAフォントなどをインストールと設定もしておくのも良いかもしれません。

この現象が発生している理由としては簡単な話が他のLinuxのFcitx5-configtoolにある下記画像の設定項目(システムキーボードのレイアウトを選択の部分)がまるまる抜けているという状況なので、この設定ができるようになればこのページにある項目自体不要になります。(画像は別のLinuxでの設定画像です。)

この設定がない状態でかつ英語のレイアウトに指定されてしまう状況になっているのでこのページではそのレイアウトでの起動前に完全にFcitx5を停止してファイルを編集して設定するしか無いというのが現状です。

まあこんな感じです。

目次へ戻る

Deepin 25.1.0のキーボードレイアウト設定について」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: DeepinOSを久々にダウンロードしてみました | Satlab Website

  2. ピンバック: Deepin linux 23と25の日本語入力について | Satlab Website

コメントは停止中です。