Linux版Steamでゲームを動作させる際の注意点。

いよいよ7月になりました。先月下旬頃までは少し気温が上がらずに少し肌寒い日もありましたが、いきなり気温が上がってきましたのでバテたりなかなか体調管理も難しい季節でもありますが、無理をせずに熱中症などにも十分気をつけていきたいと思っています。

個人的にいつもお世話になっている薬局さんで後鼻漏的な症状は少し残ってはいますが疲労感の方が強いので今回は清暑益気湯生脈散に再度切り替えて様子を見ていくことになりました。まあまあ良い感じがありますのでとりあえず飲んでいきたいと思います。

今回はLinuxでSteamをインストールした上で動作した際にカクカクになってしまう状況が発生しましたのでその考察と解決策や注意点などについて記載したいと思います。


今回の記事に関する目次


SteamとProtonについて

Steamとは世界最大のPCゲームデジタル配信プラットフォームとして有名で最近ではかなり有名なゲームソフトなども配信される様になっています。Windows版ゲームとして制作されている物に関してはLinuxではProtonという互換性レイヤーと呼ばれる変換ツールを使用して動作させる事が出来ますが、全てのゲームに対応している訳ではありません。

動作させられるかどうかに関してはProtonDBというサイトを参考にされると良いと思いますが、アンチチートのツールなどの関係で当初は動作していたゲームもアップデート後に動作しなくなったりもしますのでレビューも見ながら参考にされるのが良いかと思います。

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Steamの導入について

Linuxインストール後にSteamを導入したい場合には各Linuxに備わっているストアなどで導入するのも手ですが、自分の場合はFlathubのバージョンをあえて導入しています。

実はなぜFlathubのバージョンにしているかには理由があり、後述しますがデフォルトの状況だと自分の環境では主に動作環境をクリアしていてもRPGのなんかはカクカク状態で動作が厳しい状況になってプレイできない…っという状況が発生してしまうからです。

Steamをインストールする前に各Linuxでの導入方法が記載されているページがありますのでベースとなるLinuxを選択してコマンドで導入されるのが良いと思います。なお、Extroxは普通にパッケージインストーラーのタブにFlathubが存在していますので楽です。

今回の方法に関してはあくまでも導入や実施は自己責任でお願いします。

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カクカクの原因について…

導入方法は比較的単純に可能ですが、Flathubのバージョンをあえて選択しているかと言いますとデフォルトで各Linuxにて用意されているSteamをインストールしてゲームをインストールして実行するととにかく動作環境以上であってもそのゲームがめちゃくちゃカクカクで解像度を小さくしたりしてもゲームができない程でサウンドも音飛び…下手をすればフリーズするというひどい状況が発生してしまいました。

それ以外にも最も懸念したのがいきなり発熱が過激になってしまい、筐体が持てなくなる程の熱さでこれだと自分の環境では動作させていたらすぐにでも故障するよな…っという熱さである意味でこれ下手すると火災にもなりそうな危険レベル(何かが下手に覆いかぶさったりしていたら普通に熱で燃えそうだよね…的な印象まで)に達しました…

これではさすがにまずいよねえ…っと思い、色々と調べたり試してみると最終的にデフォルトだとGPUが有効になっていない事によってむりやり(CPUクロック的な部分かは不明ですが…)何かで動作させている事が原因ではないかと…正直、統合チップセットの古めのノートパソコンではあるけどゲームの動作環境は一応クリアしているゲームをしたい自分にとってはちょっと残念な感じになっていました…

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対応方法(解決策)

残念に感じながらもどうも設定などがおかしいのかもしれないな…っと思いつつ解決策を探していた所、参考になった動画でもある【公開用】スチームをLinuxで遊ぶための全知識: トラブル・躓きやすいポイントを徹底フォロー!: Windowsユーザの為の徹底ガイド!【サムネ差し替え版】が見つかりました。

この動画の中ではi386にも言及や説明がありますが、自分の場合はその部分ではなく簡単に言ってしまうと各Linuxで用意されているデフォルトのSteamだと普通にGPUを使用する設定が無効になっている状況でこれを有効にする必要がある…っという結果になりました。

…っということでこの動画の方法の通りにFlathubをセットアップしてSteamとFlatsealを導入した上でSteamを一度起動してログイン実行後に終了させ、Flatsealを起動させて左のメニューよりSteamを選択してからGPU支援を有効にする為にONにしてFlatsealを終了。その後に再度Steamを起動してゲームを導入するとカクカクだったゲームが問題なく動作するようになりました。

ただ、このままだと自分の環境ではゲームパッドの使用ができない場合もありますのでその場合には#sudo apt install -y steam-devices(#sudo pacman -S steam-devices)などにて別途で導入する必要がありましたが、lib32に関しては自分の場合は導入しなくても大丈夫でしたが、Nvidiaのグラフィックボードなどを使用している場合には別途でパッケージの導入や有効化をする必要があります。

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検証したゲームとLinuxについて

検証のゲームに関してはペルソナなどでも検証しても良かったのですが、個人的にはあまりクリアまでの時間制限などに束縛される事がなく、ゆったりとゲームがしたい…という部分もありましたし、初めてプレイしようと思った際に縛りが比較的無い感じでやりやすいRPGがいいかな…と思っていたらセールで安くなっていましたのであえて真・女神転生Ⅴ Vengeance真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTERの2ゲームにしました。

なお、検証したLinuxに関しては上記で紹介しているYoutubeの動画での例は主にUbuntuですが、個人的に検証という意味で実際に導入して検証した環境とその結果は下記のとおりとなりましたので記載したいと思います。

  • Extrox(動作可能)
    Flathubが最初からパッケージマネージャに組み込まれているので導入が非常に楽ですが、MXlinuxと比較するとメモリー使用量が高めとの話があります。ただ、この部分は元々はサウンド特化のLinuxなので当たり前なのではないかと思います。(MXlinuxも組み込まれているかと思われます…)
  • Zorin OS 18.1 Pro(動作可能)
    特に問題なし、古い機種などの場合は最初のLinuxインストール時に最小インストールを選択すると不可が若干改善する可能性がありそうです。
  • Deepin 23.1とDeepin 25.1(動作可能)
    上記の方法で問題なく動作させる事ができました。ただし、Deepin 25.1の場合は発熱量が高めです。
  • Kamuriki Linux/GNU/X(動作可能)
    上記の方法で問題なく動作させることが可能です。ただし、全体的に軽快に動作しますが全体的にそのままの状態だと萌え萌えになっております。もしデフォルトに戻したい場合などは#sudo apt install lxqt-themesにて追加でインストール後に外観で設定できます。
  • Archcraft(Steam自体は動作するがFlatsealにてGPUが有効に出来ず)
    Warehouseも設定すれば動作させらるかも知れませんが自分はその設定がうまく出来ずに断念していますが、SteamとFlatsealの相性(Flathubとの相性的な部分もあるかも知れません、GPUを有効にするとSteam起動エラーが起こるなど…)とArchcraftとの相性が最悪な感じで問題が全く解決できませんでした。

Extrox、Kamuriki Linux/GNU/X、Deepin 23.1、ZorinOSで動作するとなると比較的Debian・Ubuntuなどの系統での動作は問題なく動作するのではないかと思います。個人的にArchcraftを使用したかったのですが、こういう問題にはかなりシビアだったりしますのでゲーム環境においてはちょっと不向きかもしれません。対してExtroxに関してはパッケージマネージャで導入可能だし、Deppin 23であればサポートはいつまでかはわかりませんが比較的快適な動作ができましたのでおすすめかもしれません。

追記:2026.07.01 検証している中での主な注意点について

色々と検証する中で少し注意しなければならない点がありますので追記したいと思います。

  • -dx11の記述に関して
    この部分に関しては一度何も指定せずにゲームを起動し、終了した後に実施した方が確実に変更できます。最初から記述を入れておくと場合によってanti-tamper(不正アクセスなどを禁止するツール)が作動して起動できない場合(エラーのURLをクリックすると24時間待てと言われるけど待てば良いかは不明…)があります。
  • Kamuriki Linux/GNU/X及びExtroxの場合のみ発生
    機種によってはゲーム起動後や画面が切り替わる部分でフリーズを起こす事がありますが、この部分は不規則に発生する事もあり、なぜそうなるのかは正直不明ですが、発生した場合には強制的に電源をOFFにしたりする必要が出ますのでLinuxを変更するなどの対応が必要になる事があります。
  • steam-deviceを最初にインストールしない
    最初の時点でaptによってインストールしてしまうとSteamがタブルで認識されてしまってややこしくなりますのでまずはFlathub版のSteamとゲームを起動して検証してからの導入で良いのではないかと思います。
  • 根本的な改善策ではない
    スペックが少し足りないけどなんとか動作させたい…っといった部分で使用する方法ではないので注意が必要です。あくまでもスペックは動作環境を超えているけど動作が極度に遅い…などの場合に試してみる方法かと思いますし、普通はハードウェアでの動作環境とスペックが全てです。

主に注意する点をまとめましたが、導入しようとする機種とLinuxに関しては相性問題がそこそこ出やすい部分もあるかと思いますので色々と検証しながらが良いかと思います。

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Ryzen搭載ノートパソコンとの相性について(2026.07.08追記)

Ryzenノートで不特定の状況で動作がフリーズする現象が発生しましたので色々と試しているうちになんとなく改善した感じでちょっと何が良かったのかは不明な感じです…

ただ、あくまでも暫定手段ですので今後はどうなるのかは不明ですが、いくつか問題が発生しやすい感じがありますので以下の箇条書きでしたいと思います。少し複合的な感じになりますし、あくまでも自分の環境での話ですのでご注意ください。

grubで設定

Ryzen使用時にはCPUがスリープなどになった場合にフリーズが発生する可能性がある事から電源の部分を起動時から制限などを実施する必要がありそうなので設定しました。

sudo nano /etc/default/grub
defaultの部分にprocessor.max_cstate=1 rcu_nocbs=0-7 idle=nomwaitを追記して保存。
sudo update-grub
sudo reboot

主な項目の説明としてはprocessor.max_cstate=1は深いスリープ状態に入るのを制限する、rcu_nocbs=0-7についてはコア数ではなくスレッドを指定することでフリーズを防ぐ設定、idle=nomwaitはアイドル状態に入る際の命令方法を制限する設定となります。

一応、この方法でExtrox、Deepin25.2、Archcraftではこの方法で真・女神転生VVはフリーズしなくなり、動作時の発熱なども改善しましたので有効であるかと思います。

別手段について

当初思っていた部分と対策について記載しておきます。
上記で一応自分の場合は解決しましたが、もし解決しない場合には実施してみる事をおすすめします。

  • 真・女神転生VVがフリーズする原因として最初はGPUと思っていたのですが、ウインドウモードにして実施していてフリーズした際にRAMが振り切れている感じがあった事からどうやらRamに起因している感じがありました。そこで最初にインストールする際にzramを設定せずにインストールしました。
  • パッケージリストからとにかくamdで有効なレポジトリのタブにて検索をかけて一部関連していると思われるパッケージをインストール(エラーが出たりしますが無視)しました。
  • 真・女神転生VV側の設定で主に設定している部分としてはフレームレートを60のまま、垂直同期を有効にしています。
  • これにともない、Ryzenの搭載機種の場合はMXLinuxをベースとして軽量なデスクトップ環境を搭載し、Systemdを覗いているDevubox-MX(後日紹介予定)に変更しています。

一応、上記のインストールや設定を実施したところ、RAMは鷹泊しますがフリーズする事は今の所発生しておらず、この辺りの導入と設定ができていれば凄い快適…っとまではいきませんがまあまあ快適に動作しますのでこのまま様子を見たいと思います。

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まとめ

特に真・女神転生Ⅴ Vengeance真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTERに関しては互換性でProton 9.0-4、起動オプションには一応古い機種なので-dx11を追加して動作をさせています。動作に関して相当顕著な感じで快適な動作になりましたが、Steamをそのままインストールした際に比べてGPUの支援が使用できる設定にする事で相当な違いが出たのには驚きました。

上記の方法は確かにある程度のスペックが要求されますので上記の方法でも厳しい場合もありますが、これらのゲームの動作環境がちょっとギリギリだったり、デフォルトの状態だとなぜかカクカクして動作しなかった…っという機種でもびっくりする位に快適に問題なく動作できるようになりましたので設定などは自己責任ではありますが、一度設定などを行ってみてはいかがでしょうか。

余談ですが、実はArchcraftを今回一旦止めようと思った部分がFlathubと管理しやすいWarehouseとの相性が悪い部分や今回の一件で一方を解決すると違う部分でエラーなどが発生し、その部分を解決しようとすると元々解決できなかった部分でエラーが発生するなどというある意味で堂々巡り的な感じでエラーが発生する事もあり、最終的に解決するまでに時間がかかる点や重点に思っている部分を解決させる為にはちょっと難しいかもしれない…という部分もあったからです。

とりあえずExtrox、ZorinOS、Deepinで使用していきたいと思います。

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