プロキシサーバーに関する仕組みの説明
プロキシサーバーは別名「串」と呼ばれています。プロキシサーバーは図のように普段あなたのパソコンは直接インターネットに繋いでいますが、プロキシ
サーバーを導入することによってプロキシサーバーを中継したインターネット接続が実現できるわけです。利点と欠点については下に記載しておきますので、是非自分の家にも導入してみましょう。
その1:キャッシュ機能
あなたのパソコンからWWWサーバーを見るときに「見たい」と要求するとすぐにProxyServerでキャッシュされてないかをチェックしてなければ
WWWサーバーからのデータを取得します。2回目に同じ場所に接続したときはProxyServerにデータがキャッシュされているので、WWWサーバー
へは接続はせず、ProxyServerが代わりにキャシュページを見せるという形になります。これによって接続しなくて済むので、非常に楽です。また、
WWWサーバーへの接続ができなくても代わりにProxyServerがページを表示してくれます。
その2:フィルターとファイヤーウォール
次にフィルター機能があります。これはProxyServerで設定をしておけば図のようにある特定のWWW server(図の場合はWWWserver2)になりますが、ページを見たくてもFillterによって遮断されてしまうので見れません。つまり子供が入る家庭などにFillterは最適かも知れません。また、攻撃を受けるのはプロキシサーバーですので、ファイヤーウォールとの併用によって各パソコンが攻撃を受ける必要が無いので、攻撃を阻止することもできます。
その3:通信混雑の軽減
大企業などになると各パソコンがインターネットへ繋げてしまいますと当然回線が混雑して遅くなります。プロキシサーバーをある範囲(1フロアーなどの単位)で割り振ることにより、インターネットへ接続されるパソコンは上記の二台になるわけですので、回線の混雑を緩和する事ができます。また、これらのサーバーは上部ProxyServerに接続することもできます。
その4:匿名接続
各個人でインターネットへ接続している場合は自分のユーザー情報が直接相手のサーバーへ流れてしまいますが、ProxyServerを使用することに
よって相手のサーバーにはUser情報が流れずProxyServerの情報が流れます。つまり自分の情報を簡単に隠せるわけです。ただし、最近では匿名
接続ができないプロキシサーバーが増えてきている様です。
プロキシサーバーの欠点
パソコンを1台に介しての接続するわけですから当然回線速度は低下します。また、ポートに穴を開けるという意味ではセキュリティー低下ですね。また、フィルターを設定しすぎてしまうと、はっきり言ってなんにもできなくなります。また、プロキシサーバーの電源が入っていないと当然接続できません。といってもデメリットはこのくらいですね。きちんと設定していればちゃんと動作すると思います。
「MEGAPLUS」はSquidそのもの?
旧Willcom(ウィルコム)のMEGAPLUSというサービスがありますが、このMEGAPLUSはSquidを実はクライアントにインストールしてます。よってSquidによる接続とあまり変わらない可能性があるというわけではないでしょうか。