LINUX関連

VineLinuxについて

VineLinuxについて

Vine Linuxは、RPM系の日本国産Linuxディストリビューションです。以前はRed Hat Linuxの派生であったが、現在はProject Vineのメンバーを中心に独自に開発が進められています。最近では販売元が変わったりといった事も多く、UbuntuやFedoraなどにも押され気味ですが、比較的古いPCでも使用が出来て、安定した駆動を行えるのはVineLinuxの大きい特徴だと感じます。

インストールについて

今回使用しているバージョンなどに関しては2008年6月30日アイピックス社発売のものを使用しています。どうしてそのバージョンにしたかなどの理由についてはWnn8 for Vine Linuxやフォント、Flashなどがデフォルトで入っていますので設定するのが面倒くさいとかその程度の感覚です。DVD再生がデフォルトで出来るようになっているのかなあっと淡い期待をしていましたが、設定などを行わなければ再生する事はできませんでした。比較的インストールは快適に比較的早々に行うことが出来ました。

DVD再生などの設定

サウンドドライバがAlsaの場合は準備が必要です。

サウンドドライバがAlsaの場合にはまず次の項目を行うことをお勧めします。
$ su
(管理者権限になりますので、rootのパスワードが必要です。)
# apt-get update
※次の作業は多分要らないですね。(インストールが既にされていると思います。)
# apt-get install alsa-lib
# apt-get install alsa-utils
※多分この作業のみ必要になると思います。
# apt-get install alsa-driver
※Alsaドライバの設定
/usr/sbin/alsaconf

Totem

※基本はデフォルトでインストールがされるTotemを使うことになります。
DVDやWindowsのメディア形式を再生するには、synapticで[totem-xine]/[libdvdcss]/[xine-lib-w32dll]をまずはインストールします。その後はTotemかMplayerを基本的には使用しましょう。基本はデフォルトでインストールされているメディアプレーヤーの「Totem」で再生が出来ると思います。トラブルシューティングとしてはTotemを使用する場合で画面が乱れる場合がありますが、この場合には端末を起動して「$ gedit.gnome2/totem_config」を実行し、「video.driver:xshm」を追加するとOKでした。

Totemに不都合がある場合などはMplayer

※Totemで音や画面が上手く表示できない場合にはMplayerのインストールをお勧めします。

インストールの方法は次の通りです。

$ su
(管理者権限になりますので、rootのパスワードが必要です。)
# apt-get update
# apt-get install self-build-setup
# apt-get install self-build-mplayer self-build-mplayer-codecs
※Mplayerのインストールにはかなり時間がかかることを覚悟してください。
※トラブルシューティングとしてはMplayerを使用する場合で画面が乱れる場合がありますが、この場合には端末を起動して「$ gedit
~/.mplayer/gui.conf」にて「vo_driver = “x11″」と変更または追加してください。
※スキンの追加はhttp://www.mplayerhq.hu/design7/dload.htmlにてダウンロード後、解凍した後に「# mv 解凍フォルダ名 /usr/share/mplayer/skins($ suを行った後に実行)」にて移動することでスキンセレクタでセレクトが出来ます。

FirefoxでのWMVファイルなどの再生

mplayerplug-in-3.50.-1.i386.rpmをダウンロードし、「apt-get install mplayerplug-in-3.50.-1.i386.rpm」でインストールを行う。多分これでNHK衆議院インターネット審議中継が見れる場合にはインストールに成功していると思います。

JREのインストール

まずはhttp://java.com/ja/にて「-rpm.bin」という拡張子のバージョンをダウンロードしてきます。

  1.  chmod コマンドで実行権限をあたえます
    「$ chmod +x ファイル名」と説明されていらっしゃるサイトもありますが、純粋に「chmod 744 ファイル名」でも良いと思いますので、どちらか覚えやすいほうで実行します。
  2.  jre-1_5_0_11-linux-i586-rpm.bin を実行する
    $ ./jre-1_5_0_11-linux-i586-rpm.bin
    –続ける– が反転しているので「space」または「Enter」キーで続きを読みます。
    [yes or no] と聞かれますので、「yes」 と入力し「Enter」を押します。
    この後は自動的にJREをインストールをします。
  3. インストールの確認方法としては以下の様な位置にフォルダがあるかの確認を行ってください。
    /usr/java/jre1.6.0_07/

Kirium Mail Serverのインストール
(これで起動して動作するはずなのですが、ページが表示されないので、途中の情報です。)

※ダウンロード後に権限を与えます。
(コマンドなどの実行はrootで行ってください。)

  • chmod 777 -R ./kirium2007
  • cd /Kirium2007
  • /usr/java/jre1.6.0_07/bin/java -jar -Djava.security.manager
    -Djava.security.policy=./conf/kirium.policy Kirium.jar

最後に・・・

DVD再生に関して

自分の環境ではMplayerインストール前は画像は安定、音は出ず状態です。Mplayerインストール後は逆に音も画像も不安定になりました。
TotemでのDVD再生は無理なので、Mplayerで代行しています。
また、動作に関してもMplayerの方が快適に動作します。

Kirium Mail Serverは今のところ未駆動

JREのインストールが比較的簡単ではありますが、Kirium Mail Serverの使用に関してはページが表示されないなどの理由により成功していません。

参考サイト