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Y!Mobile(旧Emobile)とD01HWについて

Y!Mobile(旧Emobile)について

以前、Emobileを使用していた時期などがございましたので、その時の内容をまとめています。現在ではY!Mobileとして合併がなされましたので、料金プランなども異なった形態になっています。各ページ機種ごとに記載をしていますのでページごとに確認いただけます。

EM-Mobile(D01HW)の導入と受信具合について。

2007年6月にEM-Mobileを開始しましたが、私が最初に契約した際のカードは「D01NX(CFカード形式)」ですが、「D01HW(USB形式)」に変更しました。受信具合もD01NXより格段に良くなり、問題なく使用することができています。また、D01HWはLinuxでも認識することができました。

Linuxでの認識

Ubuntu7.10でD01HWを使ってみます。
自分の環境は勿論、Latitude C400です。
・起動方法
(1)まずUSBポートにD01HWを刺す。
(2)次に設定します。
・右上のネットワークマークを左クリック→手動でネットワーク設定
(または、メニューのシステム管理→ネットワーク)
・Sudoパスワード入力
・モデム接続のプロパティを開き、以下のように設定
・全般タブ:この接続を有効にする CheckON、電話番号 *99***1#、ユーザ名、パスワードは同じ em
・モデム設定:モデムのポート /dev/ttyUSB0、オプション設定は全部 CheckON
※ここで、一度再起動して接続ができているかの確認。
(Xのみの再起動でも行けそうだが、確実を期すためにあえて再起動)
これで一応接続はできました。

注意点

1.念の為、ネットワーク設定を保存しておいた方がよいでしょう。
2.デフォルトで使用する場合は設定保存後、デフォルト適用をする。
3.内蔵IDカードを交換した場合に試す時はあらかじめ一度だけでよいので、 Windowsで接続した方が良い。
4.速度がでない場合は /etc/ppp/peers/のファイルをいじります。ポート速度を 115200 → 460800 に変更。ただし、Windows接続時に比べて、電波受信が敏感になっている気がしますね。方向変えるだけでも改善する場合が多いかも。スペックが遅いせいかな…
5.D01NXでは簡単にUbuntuでの接続は諦め。当方、最初はD01NXを保有していたのですが、こちらだと通信ができませんでした。なぜかpcmcia0.0と認識していました。(多分、Ubuntuのデフォルト収録ドライバで対応していないので、このような認識になっていると思われます。)ハードウェアプロパティでは正常に認識してたんだが…まあそこまで時間をかける暇がないので、D01HWに移行。

追記(EcoLinuxなどで使用されているPPPでの接続方法)

PPP&PPPconfigの場合の接続
1.ターミナルを開き、#sudo pppconfigを実行。
2.Createを選択し、プロパイダ名を自分で決めましょう。
3.その後は指示に従って以下のように設定しましょう。
電話番号:*99***1#、ID:em、パスワード:em、ポート速度:115200
DNS:動的に使用するを選択、モデムCOMポート:/dev/ttyUSB0
認証方式:PAP、上級オプションなどはそのまま
とりあえず以上で設定ができます。
※追記方法でのPPPconfig設定をした場合、接続と切断は以下のコマンドを入力します。
接続は#sudo pon 先ほど自分が決めたプロパイダー名
切断は#sudo poff 先ほど自分が決めたプロパイダー名< /p>
※トラブルシューティング
・接続ができない場合
1.設定を確認しましょう。
2.パソコンを再起動してUSBを抜き差してから接続してみましょう。
3.Xウインドウを再起動してみましょう。
まあこれで解決する場合が結構あります。

結果

 Ubuntuでも使用ができることが確認できました。また、他のLINUXでも/dev/ttyUSB0とデバイスが認識していれば、使用することができます。速度もWindowsでの速度とは全く変わりなく、使用することができます。

利点と欠点

<利点>
・Ubuntuでも使用できる。ただし、Ubuntu 7.10以降でなければならない。
・EcoLinuxでの動作確認(PPPとPPPconfigでの接続)
・D01NXと比較すると受信状況が格段に良くなっている。
・Windowsだとタイムアウトになるが、Ubutnuでの使用時は自動的に切断されにくいので使用しやすい。
※2008年6月5日追記 :Windowsの場合であってもタイムアウトした場合に接続する設定ができます。
<欠点>
・USB接続の為、持ち運びながらの用途には少し不向き。
・Linuxでの環境だとなぜか受信状況がシビアになる。

免責事項など

・あくまで自己責任で行ってください。私は責任を一切持ちません。