StarQ Q5001

StarQ Q5001(SIMフリースマホ)の考察

StarQ Q5001に関する総合メモ

Freetel(FT132A)やSONY Tablet P(SGPT211JP/S)を使用していましたが、故障などは一切ありませんので非常に良い機種ではあります・・・しかし、MVNOを使用していますので最大の特徴でもあるFomaプラスエリアでの受信ができない状況がどうしても目立つようになってきてしまったり、カーナビアプリの動作に遅れが生じてしまったりと行った状況が発生しましたので、Fomaプラスエリアでの接続ができる機種を探すことにしました。

当初はコヴィアCP-F03Aなどの機種も検討していたのですが、他のSIMフリースマートフォンも検索しようと検索をしている中でStarQ Q5001を見つけたのが購入のきっかけにもなりました。見栄えやスペックなども良かったのでこの機種を最終的に購入する事になりました。

StarQ Q5001の仕様

StarQ Q5001

StarQ Q5001

主な仕様

  • Freetel(型番:FT132A)
  • サイズ:145×73.5×8.95(mm)
  • プロセッサー:クアッドコア1.3GHz
  • 帯域:
    GSM/GPRS (850/900/1900)MHz
    WCDMA/HSPA+(800/2100)MHz
  • バッテリー容量:2000mAh、OS:Android 4.2.2
  • ディスプレイ:5インチ IPS パネル、1280×720
  • メモリ:
    ROM(16GB eMMC)、RAM(1GB DDR2)
    外部メモリ対応:32GBまで
  • カメラ:
    前面(200万画素 CMOS)
    背面(800万画素 CMOS LEDフラッシュ付)
  • Bluetooth:ver.2.1+EDR
  • その他:
    Gセンサ、ライトセンサ、近接センサ
    GPS、電子コンパス、Wi-Fi 802.11 b/g/n
  • 同梱品:
    microUSB-USBケーブル、Q5001簡易取扱説明書兼保証書

最初にやっておくと便利な設定

サウンド設定

操作音がデフォルトでは鳴る設定になっていましたのでサイレントにしています。設定の方法は「設定 → オーディオプロフィール」に進んで所定のオーディオプロフィールで設定してもよいですが、自分仕様を別にしたい場合は左下のボタンからメニューバーを呼び出して、追加をクリックしてプロフィールの名前を入力してOKを押すと名前が増えますので、名前をクリックすると編集という項目がでますので、そこからサウンドの設定を行うことができます。サウンドプロフィールの設定後は選択すればOKです。

AGPSの設定

仕様にはAGPS(携帯電話などのデータ通信を補助的に利用して測位する補助GPSの事)という表記はありませんので、不確定でもあるのですが、初期状態だとGPSのみの使用になっている可能性があるようです。ただ、「設定 → 位置情報サービス → A-GPSを使用」という項目がありますので、まだ正確な検証はしてはいませんが使用もできると思います。ただ、MVNOの場合ではAGPSが使用できないという記載を見かけますので、GPS Status & Toolboxなども導入すると良いかと思います。

Memory Boosterの設定

バッテリーの使用時間を長くするために導入されているSKYPEや050plusなどの常駐させるアプリを起動しているといつの間にか終了している事がほとんどでした。そこで色々としらべてみると起動などを快適にするために導入されているMemory Boosterの設定が必要であることが判明し、各タスクを終了する画面でアプリケーションを長押しするとメニューで無効化(Ignore)をしてはみたのですが、うまく連動しませんでしたのでMemory Booster自体を無効化しました。

使用した感想

電波の受信に関する感想

MVNOのSIMを装着して実際に使用した感想ですが、データ通信に関しては移動途中につながらなくなる場合が多々発生してしまいました。使用できる周波数は主に2GHz帯になるのですが、都市部やその周辺部での2GHz帯を補完する目的で800MHz帯が使用されているので、それが原因の可能性があります。ただ、接続が出来ている場合には電波の受信状況はとても良好で、SKYPEなども問題はありませんでした。ただ、特に旅行などに行った際にはFOMAプラスエリア対応の方が若干融通が利くのではないかと感じます。

GPS機能に関する感想(カーナビアプリ使用での感想)

AGPS(補助GPS)に関してはMVNOはAGPSの使用ができないといった記載もありますが、自分の場合は使用が出来ているように感じます。検証したカーナビソフトはNAVITIMEドライブサポーターとNavieliteですが、NAVITIMEドライブサポーターは電波の受信に関係するアプリケーションの為、補助的な通信がないと厳しい場合が見受けられました。Navieliteが使用に関しては問題はありませんが、仕様の問題で動作がもっさりしています。※Navieliteのデータをダウンロードするのに他機種と比較するとかなりの時間を要するように思えます。

SNS(Facebook、Twitter)の使用に関して

Facebookの公式アプリを使用した際になぜか毎回IDとパスワードを要求されたりしますので、Hootsuiteを使用することで解決しています。

利点、欠点

利点

  • デザインと画面の大きさ
    Freetelは持ち運びや握りやすいデザインを採用し、厚さも薄型で全体的に平らなイメージで、コンパクトな印象を受けます。画面へのタッチについてもかなり反応も良く、通常の使用も特に問題は内容に感じます。
  • GPSについてはAGPSの使用が可能
    特にGPSについても精度も比較的高く、A-GPSも使用するかしないかの設定なども行うことができます。
  • 価格と技適などが取得されている
    価格は12000円程度とSIMフリーのスマートフォンとしては安価で購入もしやすい部分があります。電波法の問題でもある技適やPSEマークなども認定されている製品なので安心して使用することが出来ます。

欠点

  • 使用周波数帯にやや不安がある
    電波の受信対応周波数の関係なのですが、Fomaプラスエリアを使用できないので電波受信に関して若干の不安があります。
  • アプリケーションの多重起動動作は難しい
    仕方がない部分でもありますが、アプリケーションなどの処理をいくつか平行して行う場合などに動作が鈍る、バッテリーの減り方が増大する場合があります。
  • 充電USBケーブルが特殊…
    充電をさせる為のUSBケーブルも普通のケーブルを改造をすれば使用できる場合もありますが、金属部分が若干長い専用ケーブルとなりますので注意が必要です。

最後に・・・

StarQ Q5001は通信周波数が3GとなっていますのでLTEなどに関しては通信が行えませんが、液晶画面が比較的大きく、日本語入力システムのFSKARENなどを導入していますので格安SIMを導入する事で設定すればすぐにしようが出来るスマートフォンです。画面もIPSパネルであったりと細かい部分まで特徴があるSIMフリーのスマートフォンである様に思えます。メモリーが1GBではありますが、特殊な使用方法をしない限りは問題無く使用する事ができますのでおすすめです。

公式ホームページ:TJC株式会社(StarQ Q5001)のページ