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パソコン、スマホ、タブレット関連のカテゴリ(ブログ)

2017年3月7日より新しくなったSatlabWebsiteBlogの移行に伴い新設したカテゴリです。今まではタブレットを含んでいませんでしたが、移設に伴いタブレットの記事もこちらに含む事にしています。

Deepin linux 23と25の日本語入力について

とにかく暑い日が続いていますがなかなか暑さによって体力がかなり消耗しているな…と感じる今日このごろですが、だからといって動かない状況は健康にはよろしくないと思っていますので娘の弁当を初めて作ったり、送迎などもたまにしていたりと少し身体を動かすようにしています。

いつもお世話になっている薬局で相談して今回から生脈散苓桂朮甘湯をおすすめされましたので飲んでいますが、徐々にふらつきなどが無くなってきていますのでこのまま継続していきたいと思います。

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今回の記事に関する目次


Deepin Linuxについて

Deepin Linuxは中国にある深度科技(Deepin Technology)が中心になって開発しているLinuxディストリビューションの1つです。Deepinデスクトップというデスクトップ環境を採用していますので他のディストリビューションでもデスクトップ環境は導入する事はできますが、LinuxとしてはこのDeepinLinuxとなります。

かなりWindowsライクにはなっていますが、中国製OSなので情報に関する懸念部分や導入に関する部分、自分の環境での出来事ですので導入に関しては自己責任で参考程度にとどめてください。

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導入に関する注意点について

主な注意点は下記の通りになります。

  • パッケージ管理が独特なので導入できないパッケージがあったりもします。ただし、バージョン23ではChromeとSteamは公式ホームページでdebをダウンロードしてくれば導入できますし、バージョン25ではパッケージマネージャーで導入できるパッケージも増えています。
  • Rufasなどでの書き込みに関してはDDモードでの書き込みを推奨します。特にバージョン25では以前はISOモードだと起動もしませんでした。
  • 動作性に関してはそこそこのスペックを要求されますので注意が必要です。
  • バージョン25に関しては自分の環境(Dynabook R73)ではインストールする際に一度ブラック画面でFaild的な表示になるのですが、その後にインストール画面になりましたので少し待つのが良いと思います。
  • HDDなどの容量が64GB以下の場合はインストール時に空き容量が64GB以上ないとインストールできないとエラーが出てインストール自体ができません。また、自動でパーティションを組む場合はシステムとデータ容量を分割します。

インストールに関してはデフォルトだとまずLIVEモードが作動してそれからのインストールになりますが、LIVEでもインストール後と同じ環境になるので起動時にパッケージ導入しませんか?といった画面が表示されますが後で導入できますので無視してそのままインストールに進むのが良いかと思います。なお、バージョン25では最初LIVEユーザーとなりますが、そのままログインできます。

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日本語環境について

実は少し前までは主にバージョン25では日本語環境に関して導入が難しい状況でしたが、今は一部を除き解決しています。

日本語表示について

バージョン23・25では一部を除いてかなりの割合で日本語表記に関しては改善がなされていますし、バージョン25などでは国際的な翻訳に関して呼びかけなどもされていますので興味がある方はご登録と参加をされるのが良いと思います。

実際に使用している中で日常的な使用で困る事はあまりないかと思われますが、実際に使用するソフトが日本語に対応しているかなどの問題がありますので注意が必要です。

日本語入力について

UIMなどでAnthyを導入する方法などが紹介されていたりもしますが、実はバージョン23・バージョン25ではすでにFcitx5(fcitx5-configtoolなども含めて基本的なパッケージ)の導入が済んでいますが、ここで勘違いしがちなのがインストール後のすぐにFcitx5-mozcをそのまま導入しようとするとそんなパッケージはないとエラーが出ますので導入ができません。

ただ、この状況はデフォルトのパッケージリストの更新が必要で、アップデートすると普通に更新されるみたいなのでアップデート後になれば実はインストールをする事が可能となります。したがってWifiなどネットに接続してから以下のコマンドをまず実行します。

  • バージョン23・バージョン25共通
    #sudo apt update && sudo apt -y upgrade && sudo install -y fcitx5-mozc
    → アップグレードを実施してその後にfcitx5-mozcをインストールします。
    ※Firewallをインストールしたい場合は最後にgufwを追記してください。
    ※バージョン23の場合はそこそこ完了までに時間がかかります。
    ※インストール後に再起動します。

ここで通常のLINUXであれば日本語入力設定がなされていますのでそのまま使用できたりもしますが、Deepin Linuxでは設定が必要ですが、ちょっとだけややこしいというかコツが必要です。

  • バージョン23の場合
    再起動後に右下あるキーボードを右クリックした後で設定を選択してキーボードを追加してください。日本語キーボードとMOZCの追加をすると普通に動作しますが、動作しない場合は再起動や「キーボードレイアウトの設定」を再度日本語にする事で解決する可能性があります。
  • バージョン25の場合
    再起動後に右下あるキーボードを右クリックした後で設定を選択してキーボードを追加してください。その際に注意点があり、入力メソッドの追加で言語検索をする際にjapaneseではなくjpで検索しないと出てきません。また、デフォルトだと入力メソッドの切り替えがCtrl+Spaceのみとなりますのでもし全角/半角を希望する場合はその下にある「入力メソッドの有効/無効の切り替え」にて全角/半角を設定する事で使用可能となります。

なんとなくですが、まだ一部で日本語入力設定に関する部分の反映がうまくいっていない事によって発生しているのではないかと思われますが、とりあえずFcitx5での入力は出来る様になりましたのでこれはこれで良いと思います。

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aptでエラーが出る件について(2025年7月5日追記)

バージョンに関わらず上記の日本語入力に関してコマンドを使用するとエラーが出てしまい、aptが正常に利用できない場合が高頻度で発生します。その場合は下記コマンドを実施した上で再度日本語入力などに関するコマンドを実行すると解決する可能性が高いです。

#sudo rm /var/lib/apt/lists/lock
#sudo rm /var/cache/apt/archives/lock

これによって日本語入力なども含めたコマンドを実行すると普通にインストールが可能となります。

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Deepin IDについて

日本だとあまり関係ないかもしれませんがUbuntuの様な感じで設定などに関する部分でWechatなどとの連携が可能なのですが…地域が日本だと制約や法律上でそれはできないという表記になりますので同期機能は使用できませんでした。

主な機能としてはブラウザのブックマークなどのシンクロを中心とした機能の様ですが、デフォルトブラウザでこれが使用できないのは痛いのでブラウザはChrome、Firefox、Brave、Operaなどを使用すると良いかもしれません。(実は制限で使用できなくされているなど準拠しているのにはちょっと驚きました。)

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使用感について

以前は導入などに関してはDeepin Linux 23しか導入に成功しませんでしたが、Deepin Linux 25でもいつの間にか使用できるようになっていました。中国製OSで有名なのがUbuntu KylinやHarmony Next、OpenKylinなどもあったりしますが、Ubuntu Kylinに関しては日本語入力の難しさがあったり、Harmony Nextはデバイスを制限されるので比較的導入しやすいのがDeepin Linuxかなという印象を受けました。

使いやすいので基本的な事程度でいいや…と思われておられる場合には意外と合っているかもしれません。ただ、Steamの場合はライブラリの表示は正常であってもたまにストアの表示ができなくなったりする部分がありますので注意が必要です。

UI自体の設計が比較的Windows11に近い感じがありますが、もともとDeepinデスクトップ環境がそんな感じでHUAWEIもHarmony OSを出す前にはDeepinLinuxを搭載した機種を販売していたり、その後のHarmony OSなどもUIがこのデスクトップ環境に比較的近い感じになっています。トライアルではありますがOSに日本語対応のAI(deepseek)が搭載されているのでこの辺りも含めると便利に感じます。

Steamに関しても導入も簡単なのでゲームなどの導入も可能ですが、パッケージリストをデフォルトにしている状況だとパッケージに制限があるのでウイルス対策などがカスペルスキーだったりします。その辺りが嫌だし、中華系を使いたくはない…と思われる方は素直に別のLINUXの方が良いかと思います。

まあこんな感じです。

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Elive Linuxと誕生日を迎えました。

いよいよ本格的に暑い日が到来してきましたが、雨が降る季節でもありますので天気予報も見たりますがなかなか直前まで天気がどうなるか予測できない日も多いので傘などをどうしようかと悩まされる季節でもあります。個人的には最近になりますがめまいやふらつきなどの症状が出てしまって困っている部分もあります。

いつもお世話になっている薬局で相談すると自分は水分をかなり飲むので水が溜まっている感じがあるので今回は生脈散苓桂朮甘湯をおすすめされましたので早速飲みながら過ごしたいと思います。

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誕生日を迎えました。

先日になりますが、無事にまた誕生日を迎えて年齢を重ねる事になりました、その日は妻の親が実家へ戻られる日でもありましたので早朝から空港へ送迎したりと大慌てで、送迎した後に娘が久々に自分の親に会いたいと言い出されてしまって実家に行くの!と機嫌を損ねて自分と妻の言う事も全く聞いてもらえずに嫌だ嫌だという状況だったので親に確認して最終的には実家に行くことになってしまい…

実家に行っても特に自分はやる事はありませんでしたので欠刻何もできずに終わってしまいました…っという事がありましたので今週末にはどこかへ行こうと思っていますが、やはり娘の機嫌次第でも変わってしまうので…仕方がないので臨機応変で対応したいと思います。

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Elive Linuxを試してみました。

現在自分はメインにはKamuriki Linux、サブにはOpenSuseといった環境を使用しているのですが、色々と動作が軽快なLINUXは他にないのだろうかと探している状況で見つけたのがSparky Linuxですが、インストールする事が前提となりますが、デスクトップ環境がKamuriki Linuxと同じで重なっている状況で日本語環境やデスクトップの設定などの簡単さもあるのでそれならKamuriki Linuxの方が良いだろうと思いましたのでそのまま継続しようと思いました。

そんな中、Elive LinuxというLinuxを見つけて試してみたいと思いました。このElive LinuはDebian Linuxがベースとなり、デスクトップ環境にはEnlightenmentを採用しているLinuxでいくつかバージョンが存在しますが、どうやら非商用なのとかなり独特になりますので注意が必要です。

また導入や設定はあくまでも自己責任でお願いいたします。

バージョンについて

主なバージョンとしては以下の通りとなります。

  • Elive Linux Beta – 32+64bit
    2025年6月現在、ベータ版ではありますが現行バージョンとなります。ダウンロードに関しては寄付をしてダウンロードするか、メールを登録すると後からダウンロード先が記載されたメールが来ますのでそちらでダウンロードするかの選択をさせられます。※32ビットと64ビットがあります。また、Enlightenmentの最新バージョンではインストールできずにE16をインストールしてと言われてインストールできませんでした。
  • Elive Linux Stable Version – 32bit
    Stableとあるのでこちらは正式版と思われがちですが、試用に留めてという注意喚起がなされている状況で、本格的に使用したい場合はElive Linux Special – Retrowaveを使用と案内されています。
  • Elive Linux Special – Retrowave
    どちらかというとデスクトップがHyprlandに近い感じの雰囲気に仕上がっているバージョンで、Betaの様にメールアドレス等を記載する事がなくダウンロードもできます。※32ビットと64ビットがあります。
  • Elive Linux Old Version
    こちらはCDROMで起動する事が前提となりますのでUSB起動ができないバージョンです。

自分は今回はElive Linux BetaとElive Linux Special – Retrowaveの2バージョンを試しましたが、このページではElive Linux Special – Retrowaveを基準に記載しています。なお、Betaバージョンとはほとんど違いはないかと思います。

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インストールについて

最初に起動する際はメッセージが何か案内されるのですが、その内容が機種によっては文字化けしている場合もあるので確認する事ができませんが、インストーラーを起動した際に表示されるウィザードで日本語設定にすればデスクトップが再起動してほとんど日本語になりますが、翻訳は43~44%完了しているという表示もなされます。

インストールウィザードに従っていくとインストールする事は可能ですが、ネット接続が推奨されます。無線LANが設定できる場合は設定が表示されるので設定するのが良いと思います。

すごく丁寧なインストーラーという印象を受けますが、途中で寄付しませんか、寄付で活動ができています、活動を動画で見てみるといった内容の案内なども普通に表示されますのでちょっとその辺りが他と比べて嫌だと思われる方もおられるかもしれません。

また、例えばARROWS Tab Q507に64ビットバージョンをインストールしようとすると64ビットバージョンには向いてないスペックだけど本当に大丈夫かいな?といった趣旨の表示がなされますので大丈夫だ問題ないと言えば済む話ですが、だからといって32ビットバージョンは起動しないので選択肢はこれしかないと…

パーティションを自動で区切る時もスワップ作った方が良いけど確保して作っておきますか?といった質問や環境設定の際にもブラウザなどのソフトはどれにするか、起動音とかどうするのかなどといった質問もされますので相当親切でこれだとなかなかインストールではつまずくこともないだろういう印象です。

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日本語環境設定について

一番厄介なのが日本語感環境設定で特に入力に関しては楽天ブログにあるElive 3.8.20 beta (32bit) を BL350/T にインストールしたという記事が参考になりますが、自分はコマンドで実施しています。

#sudo apt update && sudo apt -y upgrade
#sudo apt install -y fcitx-mozc fcitx-config-gtk fcitx-frontend-all fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3 im-config mozc-utils-gui
#im-config -n fcitx

念のために自動起動設定を加えておきます。

#sudo nano ~/.e16/startup-applications.list
※最下部に一応fcitx-autostart を追記して保存します。

とりあえずこれで再起動をした上でEliveCenterの言語とキーボードの構成を実行して日本語に設定、再起動を実施した上で日本語入力が出来るようになります。

ただ、キーボードの文字配列が日本語ではなく英語になっていますのでfcitxのコンフィグ設定でキーボードの英語を削除する(従来のキーボードの日本語がないので設定不可)となんとかデフォルトがMOZCになってOFFにすると日本語配列入力といった感じに設定できますが、この部分に関しては最初日本語入力になるので嫌な方もおられるかもしれません。

また、表示に関してもメニューに関してはドック部分は日本語ですが、デスクトップ上で左クリックなどをして表示させるランチャーに関してはまだ英語表記です。これらも含めて翻訳者を探しているみたいです。

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実際に試用してみた感想について

いくつか思った事がありましたので項目別で記載したいと思います。

  • インストールについて
    かなり簡単にインストールができますが、他のLinuxのインストールと異なり色々と聞いてくるのでかなりそれが面倒だと感じてしまう方がいるかも知れません。ただ、スワップパーティション作ります?とか32ビットバージョンの場合ではパッケージ管理にはこちら使ったほうが良いからこっち使うね?といった案内などを出してくれるのでおお、ここまで聞いてくるのか…という印象を受けました。
    インストール中に私達の活動について見ていってくださいねとか、寄付で成り立っているのでぜひ寄付をお願いしますといった表示もされるので寄付されたい方は寄付されるのが良いかと思います。
  • 動作について
    正直言わせていただくと残念ながら他のLINUXと比較すると遅いと言わざるを得ない感じです。起動時間的にKamuriki Linuxで約50~60秒に対してElive Linuxだと約90~120秒程度の感じですが、起動してしまった後はかなりの安定さがありますので時間的に待てる方にはおすすめかも知れません。それに手軽にRetroバージョンだとHyprlandっぽいデスクトップになりますのでそれが良いと思われる方は実際に試してみるとよいかと思います。

通常のLINUXディストロとはかなり異なりますが、慣れると案外使用しやすいLINUXでもありますので興味がある方は試用してみてはいかがかな…っと思います。あとはキーボード設定で一応日本語という設定が出来る点とステータスバーなどにfcitxのアイコンが表示される様になればある程度のユーザーも増えそうな気がします。

まあこんな感じです。

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OpenSUSEの使用を開始しました。

ここ最近は気温の乱高下があったり色々と仕事や妻の親がお越しになっていたりもしますのでドタバタが継続している状況や体調も少し斜め気味の状況でもありますが、なんとかいつもお世話になっている薬局で相談して生脈散冠心逐瘀丹をおすすめされて飲んで少しは調子も戻っては来ていますので継続しながら過ごしています。

今月は自分の誕生日月でもありますのでなるべくアドバイスをいただいた通りに温度差を作らないようにしながら体調を崩さないように注意しながら過ごしていきたいと思います。(LINUXに関してはあくまでも自己責任でお願いします。)

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OpenSUSEとの出会いと改めて使おうと思ったきっかけ

自分がOpenSUSEと出会ったのは学生時代にLinuxへは興味は持っていたけどTurboLinuxなどで一旦挫折してしまい、その後も色々となかなか自分には扱いきれなかった時代を過ごした後に社会人になって少し余裕が出た際にまだ秋葉原のあっとほぉーむカフェのビルにぷらっとホームというLINUXを扱っている専門店が存在していた時代に販売されていたDVDを実際に購入して使ってみたのが出会いでしたが、その頃はまだまだ社会人になってから時間も余裕がない状況もあったりしましたのでLinuxからは離れてしまい…

その後は定期的にDebianやUbuntuなどの系統を使ったり使わなかったり、最近ではArchcraftなどのArch系統なども使用しながら今に至りますが、ふとした拍子にOpenSUSEをインストールしてみると非常に使いやすくなっていましたので一部パソコンに導入しようと思ったのが今回のきっかけでした。

以前からSUSE Linux Enterprise Desktopという企業用バージョンがあって年間で6500円程度でサポートもあるのでどうしようかと思っていた時期もありました。ただ、現在は数万円となっていますし自分もある程度は分かるようになってきている事やOpenSUSE自体も個人で使用するのにわざわざ企業用にしなくても良いと思いましたのでOpenSUSEの利用をしています。

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OpenSUSEについて

OpenSUSE(オープンスーゼ)は汎用のLinuxディストリビューションとして現在は主に2種類のバージョンがあります。主な特徴としては以下の感じではないかと思います。

  • Leap
     1年程度ごとにメジャーアップデートや各バージョンでは18ヶ月間程度のサポートが実施されますのであまりアップデート頻度を高めたくなかったり、安定した動作などを求める場合はこちらがおすすめされる事が多いです。
     主にアップデートは毎日ではなく定期的にしたい、安定駆動を求める環境(サーバーなど)、環境の変化を求めたくない方はこちらのバージョンがおすすめではないかと思います。
  • Tumbleweed
     常の最新バージョンへアップデートが可能となるローリングリリースのバージョンでLeapよりも安定性には欠けると言われるが、自動的にテストが実施される事からある程度の安定性は確保されている感じではないかと思います。
     主に最新のデスクトップ環境やバージョンを使用したい方、アップデートが最悪毎日の様にあっても気にしない方、安定駆動はある程度すれば良い+最悪バックアップ取ってるから消えても問題ない(あまりない事ではありますが…)方はこちらのバージョンがおすすめではないかと思います。

他にもLeapで動作しないデバイスがTumbleweedだとなぜか動作するといった場面もあるので自分の環境などにあったバージョンを使用されるのが良いと思います。自分はOpenSUSEでは最初はLeapを使用していたのですが、現在はTumbleweedを使用しています。

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OpenSUSEを使いたくなった理由

主な理由としてはZorinOSを使用した際にパソコンスペックの中で動作が少し重く感じられる部分やZorinOSでは実際に動作しなかったSteamのライブラリにあるWindowsゲームが普通に動作する事ができる事が大きかった事、Archcraftは確かに動作は軽快ではあるもののアップデートしたらテーマの表示(Bluetoothのアイコン)がハチャメチャになって戻せなくなってしまった状況が発生したというのが正直な所でした。

また、XFCEデスクトップ+日本語環境の使用に関して使いやすく、成熟している感じで動作も軽快で使用ができるという部分もありましたので使用しています。

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インストールは少し独特です。

OpenSUSEのインストールは少し独特な部分があり、最近の機種ではインターネット接続環境でWifiを使用する事が多いのでDVDのISOをダウンロードしてUSBメモリなどに書き込んだ上でインストールされるのをおすすめしますが、ネットワーク設定が少し独特な感じなのでとりあえずわからない場合はそのままインストールだけして後で設定するという事も可能です。

他の部分では比較的楽ですが、ユーザー設定の場合にログイン時にパスワードロックをかけておきたい方は自動ログインのチェックを外すのを忘れない様にしましょう。また、Xfceデスクトップの場合はLibreOfficeはデフォルトではインストールされませんので後でインストールされるのが良いかと思います。

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Wine・Steamなどの設定

WineはLinuxなどのOSでWindowsアプリを動かすことができるツールの事でインストールする際にはzipperというコマンド(debianやubuntuでいうところのapt)を使用します。それすらもコアの果てさんで公開されている方法で以下のコマンドにてインストールを実施します。

#sudo zypper in wine

コミュニティレポジトリを追加などの説明が参考ページにはありましたが、空白で追加できない感じでしたので以下のコマンドを実行してレポジトリ(pacman)を追加した上でインストールしてしまいました。(これに関しては不要な可能性もあるので要確認。)

・OpenSUSE Tumbleweedの場合
#zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Tumbleweed/ packman
・OpenSUSE Leap 15.6の場合
#zypper ar -cf http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.6/ packman

#sudo zypper ref
#sudo zypper in gstreamer-plugins-bad gstreamer-plugins-bad-32bit gstreamer-plugins-ugly gstreamer-plugins-ugly-32bit gstreamer-plugins-ugly-orig-addon gstreamer-plugins-ugly-orig-addon-32bit gstreamer-plugins-libav gstreamer-plugins-libav-32bit

このままだと日本語に関しては文字化けなどを起こす可能性があるのでフォントを以下のコマンドでインストールしました。

#winetricks allfonts

個人的に思った事として、TumbleweedとLeapを比較すると日本語表示に関してはLeapの方がきちんと表示されましたが、gstreamer関連に関してはTumbleweedの方がうまく導入できている感じがしました。

ただし、参考サイトの方法ではゲーム中などに日本語入力ができない場合があります。この部分の原因としてはibusの入力の場合に起こる現象みたいなので以下のコマンドでibusを削除してfcitx5をインストールします。

#sudo zypper rm ibus && sudo zypper in fcitx5 fcitx5-anthy fcitx5-mozc fcitx5-configtool

この後に設定などを反映させる為に再起動すれば再起動後にはfcitx5が使用出来る様になります。なお、Steamは#winetricks steamでも可能ですが、自分は#sudo zypper in steamにてインストールを行った上で日本語表示やWindows関連の動作の設定をしました。

比較的Xfceの場合は結構良い感じで日本語もある程度は対応していますが、ソフトなどを起動する際にエラーが出て動作ができない場合などはMicrosoft Visual C++やgstreamer関連のインストール状況などを確認されると良いかと思います。(実際にgstreamerの関連を追加でインストールして動作するゲームなどはありました。)

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他のディストリビューションと比較して思ったこと。

個人的に実際に使用してみて思った感じを記載しています。あくまでも個人的に思っている事ですのでLINUX選択の参考程度にとどめてください。

Zorin OSとの比較

Zorin OSの良い所は主にWindowsの様なインターフェイスにデザインを設定する事ができたり、日本語環境も問題なく使用できますので使用感を変える事もありません。ただ、自分の場合で発生した現象としてはUSBメモリへの書き込みができていなかった事があったり、動作が少しもたついて何度も待機みたいなメッセージが表示されたり、動作自体がもたついたりしましたのでその点ではOpenSUSEの方が軽快かもしれません。

Kamuriki LinuxWattOSなどとの比較

軽快な動作などを求める使用方法、タブレットパソコンなどでの使用をしたい場合は設定などのしやすさからKamuriki LinuxやWattOSの方が簡単でおすすめです。OpenSUSE自体もXfceデスクトップの場合は決して動作が遅い理由ではないので実際に使用した感じで決める形でも良いかもしれません。

今年の秋にはバージョン16が登場するという話ですが、とりあえず自分はOpenSUSE Tumbleweedを使用したいと思います。

まあこんな感じです。

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ChromeBookを購入・検証してみました。

季節も徐々に梅雨の季節に入っていく感じもありますが、気温も上がってきている感じなので体調を崩さないように頑張りたいと思います。いつもお世話になっている薬局で相談して疲労が出やすいみたいで疲れを感じていますのでいつもお世話になっている薬局さんで相談すると疲労感が強い感じがあるので加味帰脾湯生脈散へ切り替え、肩こりや右肩から脇腹に掛けて攣る事がまれにあって舌を見せたら血流の悪さがあるので冠心逐瘀丹を一緒におすすめされたので様子をみたいと思います。

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もっと早く検証するべきだった…

いよいよ4月になり春の季節に…っと言いたいところですが、今年はなぜか気温が上がらずに寒い日が継続している感じの中で娘が幼稚園に入園するという状況で少しドタバタしていますし、自分も含めて新生活や新環境での生活が始まる方も多いかと思いますので体調管理には十分注意しながら過ごしていければと思います。

いつもお世話になっている薬局さんでいただいている洗肝明目湯麻黄附子細辛湯を使用する事で眼の痒みや痛みなどの症状はほとんど無くなりましたが、やはり寒い状況が継続していますので次回あたりは一ヶ月だけ冠心逐瘀丹に変わるかもしれませんが、適度に相談しながら継続していきたいと思います。

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タブレットパソコンをLinuxで使う(追記)

気温の変化が若干激しい季節になりましたのでなんとなく疲労感も溜まりやすい季節になっているように感じます。体調も崩しやすい季節でもありますので体調管理に注意しながら過ごしていきたいと思います。

いつもお世話になっている薬局さんでいただいている洗肝明目湯麻黄附子細辛湯を使用していますが、花粉が原因かと思われる眼や鼻の症状は徐々に改善されているのを実感していますのでこのまま継続していきたいと思います。

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Zorin OSの動作を快適にする

花粉の飛散がピークになっているという話がありますが、自分もかなり鼻水や眼のかゆみなどに影響が出ています。そこでいつもお世話になっている薬局さんで相談して一時的に洗肝明目湯麻黄附子細辛湯にした上で飲んでいますが、眼の痒みや鼻水などといった花粉関連による症状もなんとなく改善されている感じなのでこのまま継続していきたいと思います。

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タブレットパソコンをLinuxで使う

気温の変化が非常に激しい感じで体力も消耗している感じがありますのでなるべく早めに寝るようにしています。自分も40代になって感じるのはなんとなく体力も少しなくなってきているのかもしれないな…っとも思ってしまいますのでなるべく無理をせずに過ごしたいと思います。

いつもお世話になっている薬局さんで洗肝明目湯補陽還五湯をおすすめされて飲んでいますが、気になる花粉症の症状(眼の痒みや痛み)もなんとなく改善されている感じで飲み忘れてしまうとひどくなる感じもあり、なんとなく効果を感じていますのでこのまま継続していきたいと思います。

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Zorin OS 17.2 × Moebuntu

気温の変化が激しく、風や雪なども降るという感じで体調を崩しやすい季節でもありますが、なんとか体調管理に注意しながら過ごしていきたいと思います。個人的には花粉症の症状化は不明ですが眼のかゆみと痛みがひどい感じがあったのでいつもお世話になっている薬局さんで相談して洗肝明目湯補陽還五湯とを併用しているのですが、なんとなく眼の痒みや痛みが収まってきている感じがありますのでしばらくこの2種類で様子を見ることになりました。

今回は少し変わった事をしたいと考えましたのでZorin17.2をMoebuntu化してみようと思い、実際にやってみました。

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今回の記事に関する目次


Moebuntuについて

moebuntu(萌えぶんちゅ)とは名前にもある通りLinuxのディストリビューションでもあるubuntuの見た目を萌え萌えにします。

実は個人的にこのMoebuntuという存在自体は昔から認識しておりましたが、何度か導入しては見たのですが、かなりかわいい感じで萌え萌えとなっておりますので導入後の部分で実際にホームページをご覧いただきました上で導入を検討してみてください。

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Zorin OS 17.2への導入について

Zorin OSは実際にUbuntuがベースとなっている状況でデスクトップ環境にUbuntuと同じくGnomeが導入されていますのでMoebuntuも導入しやすくなっています。Ubuntuと異なる点としてはZorinOSのデザイン配置(Pro版の場合はプレミアムテーマ)に関しても普通に反映してくれますのである意味でUbuntuでの導入よりも楽かもしれません。

今回は簡単にZorin OS 17.2での導入も含めて記載したいと思いますが、Ubuntuでの導入に関してはUbuntu 22.04 LTS(Jammy Jellyfish)萌え化方法まとめ その1 デスクトップ編で紹介されている方法で構わないかと思いますのでそちらを参考にされてください。なお、ZorinOSでの導入に関してはあくまでも自己責任でお願いいたします。

Zorin OS 17.2でのインストール

実はMoebuntu wikiでも紹介されているのですが、こちらのバージョンがZorin OS 9と古い状況でした。ただ、基本的にUbuntuとほぼ同じ導入方法で実施できますので比較的簡単に導入が可能です。(テーマ、アイコン、サウンドを作成してくださっている方々に深く感謝いたします。)

  • まず必要なソフトを導入します。
    ターミナルなどにてsudo apt install gnome-tweaksを導入してください。なお、Zorin OSではZorin OS自体で使用するオリジナルテーマでもあるZorin Appearanceを使用する関係ですでにUser Themesなどが導入されている状況なので省くことができます。
  • moebuntu デスクトップテーマmoebuntuアイコンテーマmoebuntuサウンドテーマより適用したいテーマをダウンロードして解凍します。
  • 解凍したテーマのフォルダをそれぞれ下記のフォルダへ移動しますが管理者権限でないと移動ができないのでターミナルなどで下記コマンドを入力+パスワードを入力した後に移動します。移動先はそれぞれ下記の通りです。
    ※テーマフォルダ
     nautilus admin:/usr/share/themes
    ※アイコンテーマ
     nautilus admin:/usr/share/icons
    ※サウンドテーマ
     nautilus admin:/usr/share/sounds
  • スタートメニューからtweaksを起動するとフォントや外観などの項目が出てきますのでそれぞれ希望するテーマなどを選択します。

選択するとその都度自動的に反映されますのでそれでmoebuntu化(Zorin OSバージョン)が完了します。

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導入に際しての注意事項

導入に関しての注意事項は以下の通りです。

  • 導入などに関してはあくまでも自己責任でお願いします。
  • 外観テーマの適用後にZorin Appearanceを起動した後にレイアウトの変更はそのままのテーマで変更されますが、配色などを変更してしまった場合にはZorinOSのデフォルト仕様に戻ってしまいますので再設定が必要となります。
  • nautilusでアイコンテーマをコピーをしている際にファイル数が多い事から何度か再度パスワードを入力する様に求められましたのでその都度パスワードを入力してください。(自動ログインなどを設定している際に関する検証していませんので不明です。)

他のディストロビューションでもデスクトップ環境がGnomeの場合であればManjaroなどにおいても比較的導入も簡単ではないかと思いますが、検証していませんので不明です。

Moebuntu自体は非常に良い感じですが、Gnome(一部Xfce、KDE系統の情報あり)がメインとデスクトップ環境としてOpenBoxやi3wmなどで実現できると嬉しいと感じました。

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Manjaro Linux(Gnome)への導入について(番外編)

実際に他のディストロビューションでも導入可能なのかを検証する為にArchlinuxがベースとなっているManjaro Linux(Gnome)へのインストールを実施してみました。

基本的な部分は一緒でしたが自分の場合はgnome-tweaksが導入されている状況でgnome-shell-extension-managerの導入がパッケージがないからできないとエラーが発生しましたが、tweaksを起動するとエラーは出るものの無視して設定すればタスクバーとアイコン程度であればmoebuntu化可能でした。

ただし、再起動などの選択肢において選択肢部分の文字が出なくなるなどの影響が出ている感じがありますので注意が必要です。

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Nyarch Linuxについて

Zorin OS 17.2をmoebuntu化する方法を今回は紹介しましたが、ディストロビューションを希望される場合にはArchlinuxをベースとしているNyarch Linuxがおすすめとなりますが、日本語入力関連の設定などが必要となる点と色々と設定の難しさなども特別な感じもあります。

ただ、全体的に統制感がある感じで設定などの難しさも許容できる場合であればナナッキーさんのページを参考に日本語入力などの設定をされるのが良いかと思いますが、デスクトップパソコンへの導入は良いのですが、特にMinibookなどといったデスクトップの回転系が入る様なノートパソコンへの導入はおすすめできないかと思います。

まあこんな感じです。

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ZorinOSの使用感について

前回比較的暖かい日が…っと言っていたのに今度はめちゃくちゃ寒い日が続いております。雪もかなり降ったりもしている状況ですので体調管理などには十分注意していきたいと思います。

個人的にはお世話になっている薬局さんでおすすめされた漢方薬の補陽還五湯帰脾湯を服用する事で疲労感も少し改善している感じもありますので引き続き継続したいと思います。

続きを読む: ZorinOSの使用感について

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自分のLinux環境について

以前、最終的にArchcraft Linuxにしましたと記載しましたが、現在自分は持ち運びがメインで最悪故障しても支障などが最低限に抑える様にできるという意味で所有しているパソコンの中でスペックがそこまで高くないパソコンを使用する場合はArchcraft、自宅などで持ち運びなどはほぼしない比較的高スペックのパソコンや友人の家や実家などに行く際に持っていくパソコンはZorinOSを導入して使用しています。

今回はそのZorinOSについての紹介と使用感、使用している中で良い思った点と改善してほしい点について記載したいと思います。(くれぐれもLinuxに関しての導入は自己責任でお願いします。)

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ZorinOSについて

ZorinOSとはLinuxのUbuntuがベースでその時に12歳と14歳の少年が製作したディストロビューションです。メインのウインドウマネージャーはGNOMEが基本となっています。以前はウインドウマネージャーがXfce(その前はLXDE)を採用したLite版が存在していましたが、現在は基本的にPro版、Core版、教育向けのEducation版があります。主な機能に関してはZorinOSのダウンロードページに記載(Compare Zorin OS editions.)がありますので確認されても良いかと思います。

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Lite版が廃止になる理由

実は廃止になるのは2029年6月であり、Pro版でもPro Lite版が提供されておりダウンロードページもあります。ただ、Lite版を紹介しない理由として最終的に廃止される方向性を発表していますので今からそれ以外で使用されていた方が良いのだはないかと個人的に思ったからです。

廃止の主な理由としてはZorinOSの軽量版、『ZorinOS Lite』の今後についてというナナッキーさんのページに記載がありますが、実際にページを拝見すると廃止理由として簡単にまとめると以下の通りではないかと思います。(個人的に感じた部分。)

  • ZorinOS(Lite版以外)を古いパソコンでも比較的高速で使用しやすくできた点。
  • メモリーが1.5GBのパソコンや15年前のパソコンでも動作する点。
    (一部の機能などではLite版よりも高いパフォーマンスが得られた部分もある。)
  • Core版などの方が拡張可能でより多くのハードウェア機能との連携がしやすい点。
  • 大きなウインドウマネージャーの違いによるデザインや機能差がある点
    (合理化により使用感に一貫性が得られ、サポートもしやすくなる点。)
  • エディション(ラインナップ)とオプションを合理化する点。
    (新規ユーザーが選択しやすくなり、同じのデスクトップ環境であればユーザーにとって使いやすいOSとなる。)
  • 合理化によってバージョンアップなどを比較的リアルタイムで提供しやすくなる点。。

https://help.zorin.com/docs/getting-started/getting-zorin-os-liteより引用

確かにウインドウマネージャーに一貫性をもたせる事でサポートのしやすさなども挙げられますので自然な流れなのかもしれません。また、実際にZorin OS Pro lite版 16 → 17.2 lite版へのアップグレードはツールによってもんだ苦なく実施できましたが、2029年6月以降ではlite版ではないバージョンへのアップグレードになる可能性が高いのではないかと思います。

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1.5GBのメモリーという表現について

Youtubeや紹介ページなどを拝見すると1.5GBのメモリー以上のパソコンであれば動作するという表現が多く見受けられます。

後述しますが個人的に使用している印象としてメモリーを使用していない感じはありますが、その分CPU使用率は若干高めに推移している部分も見受けられる事もあるのでGIGAスクール構想などで使用されているQ507などの主にCPUがAtomシリーズのタブレットに関してはメモリーが4GBですが実際に使用してみるともっさり感も否めないといった感じがあると思いますので注意が必要ではないかと思います。

なお、Surface Pro3やSurface Go1で実際に使用してみましたが、通常の使用方法であればほぼ問題なく使用する事ができました。(個人的にはこれらの機種であればArchcraftの方が動作性は確実に向上するかと思いますが、自分のSurface Pro3はセキュアブートをOFFにできずにインストールができず…)

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実際の使用感について

使用をしてみるとOS自体も導入がしやすく各種ソフトなども導入しやすくなっています。比較的Windowsにも近い感じもありますので導入に関しては紹介されがちですが、複数台で使用する場合やソフトや設定などOSに関しては環境を統一されたい場合(オフィスや動作性はともかく所有パソコンを全てLINUXにしたい場合)などに適している様に思えます。

実際にPro版を使用していますのでCore版などに関しては判りませんが、最初からPro版にして良かったと感じていますが、アップグレードする際の価格もありますが以前に比較すると単体で購入する際の価格が上がっていますので注意が必要です。(Pro版は個人で使用する場合には複数台での使用は可能ですが、商用の場合は1台につき1ライセンスが必要です。)

比較的使用しやすい感じがありますのでLinuxを始めてみたい方や初心者の方であれば導入はしやすいのではないかと思います。

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使用している中で良い点

実際に使用している中で感じている良い点については以下の通りではないかと思います。

  • ハードウェアの認識力が強い
    ベースがUbuntuという事もあるのでハードウェア認識に関しては強いイメージがあります。グラフィックに関しては解像度やスケーリングの訂正なども行えますので場合によってはリフレッシュレートなども落として運用なども可能です。
  • Pro版の場合
    Pro版の場合はシリアルナンバーがあるのでアップグレードに関しては優待などの価格でアップグレードできます。また、古いバージョンはそのまま残りますので何かあった時にはクリーンインストールになりますが戻せます。
  • PowerProfileが簡単に設定できるのはありがたい。
    ハイパフォーマンス(機種によっては使用不可)、バランス、省電力と選択ができるのでノートパソコンの場合には節電(ノートパソコンのロングライフなど)に繋がります。
  • Windows11になれなかったパソコンが復活する可能性がある。
    昔のパソコンの含めて特にWindows10からWindows11になれないハードウェアへの導入は良いのではないかと感じました。

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改善してほしい所

主に改善してほしい事は以下の通りではないかと思います。

  • Mozcがいきなり落ちている。
    Firefoxを使用している中でまれにキーボードの切り替えができなくなる事がある。(一般的に右下などに表示されるキーボード切り替えのアイコンが消えているので多分落ちている事と現象発生時には再起動しないと現象は改善せず。)
  • CPU使用率の増加が見受けられる。
    メモリーの最低必要量は1.5GBですが、その分比較的CPUの使用率(依存率)が高めの感じがあります。古いパソコンの駆動に関しては問題はありませんが、HDD(SSD)の連続した読み書きなどに関する部分がある際に単独動作をしないと自分の環境ではフリーズなどが起こる場合がありました。
  • 書き込みに失敗する事がある。
    こちらはほとんどない減少ですが、USBメモリーへの書き込みが終わっている状況なのでファイルが存在していない事がある。
  • フォーマットに失敗する事がある。
    Rufusの様なソフトが見当たらないので比較的isoをUSBに書き込んだりする環境にある場合はパーティションやフォーマットに少し苦戦する場合があります。個人的にはZorinOSの場合はフォーマットはGParted、書き込みはisoイメージライターを使用しています。

この辺が改善してくれるとありがたいなと思いました。

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好き嫌いが分かれる部分

主に好き嫌いが個人差が出ると思う部分については以下の通りではないかと思います。

  • ハイバーネート(休止)機能がない
    サスペンドがあるので問題ないとも言える部分ではありますが、ノートパソコンなどで移動する際にバッテリー容量に不安がある場合や同じ環境で起動したい場合などに不満を感じる方がおられるかもしれません。(公式でも比較的この部分はサスペンドがあるし、十分節電もできるという感じです。)
  • タブレット使用時のスクリーンキーボードについて
    比較的LINUXだと苦手の部分になる感じのスクリーンキーボードですが、タブレットパソコンに導入して使用されたい方に関してはスクリーンキーボードが現れたり現れなかったりする事があるので文字入力に不憫に思う事が若干あるかもしれません。
  • ソフト対応について
    LinuxなのでWindowsのソフトは一部動作するものもありますが、原則動作はしないと思って導入した方が良いかと思いました。
  • 当たり障りがないデスクトップ環境
    自分は現在ArchcraftとZorinOS Proをそれぞれインストールしたノートパソコンを併用していますが、ZorinOSがGnomeを中心としている。PlazmaやGnomeも含めて使いやすい部分が多いのですがOpenboxやi3wmなどの環境が好きな場合には合わない可能性がありそうです。

個人的には軽量LinuxとしてはArchlinuxベースのOS(自分はArchcraft Linux)を選択していますが、ZorinOSも決して悪い訳ではありませんので最初に触れるLinuxでも良いのではないかと思いました。

まあこんな感じです。

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