CHUWI MinibookのLINUX搭載について

3月もいよいよ中旬になりました。今日は東京ではかなりの強風が吹き荒れている感じで花粉などの影響が相当出そうな感じがありますのでなるべく外出は最低限に控えていこうと思っています。

個人的にいつも相談している薬局さんで雲南田三七人参麻黄附子細辛湯FX鼻炎錠エース 240錠を継続してかなり良い感じではありますが、個々最近は疲労感が少し出ていますので麻黄附子細辛湯人参養栄湯に切り替えて様子を見ていますが、飲んでいる感じでは良い感じですので継続していきたいと思います。


今回の記事に関する目次


CHUWI Minibookについて

2023年の1月下旬に購入してCHUWI MiniBookを購入しましたという内容で紹介しましたが、その後に拡張スロットに512GBのSSDを装着した上でデフォルトで搭載されているOSのWindows11にて使用をしていましたが、今回より本格的にLINUXで動作させる事にしましたので実際に検証した内容も含めて記載したいと思います。

こちらのCHUWI Minibookについては現在は画面が大きくなってスペックアップしているMinibook Xという10.51インチのノートパソコンが後継機種として販売されています。

目次へ戻る

LINUXを使用しようと思った理由

状況としてWindows11が搭載されている事からブラウジングなどの基本的な事が出来るのであれば問題ないという事であれば、あえてLINUXにする必要はないと思う事もありますが、個人的に感じているのはWindows 11の提供開始バージョンによってはすでにサポートが終了している状況でWindows11も最終的にはサポートが切れますし、バージョンアップに伴って動作も重くなる傾向あると感じていますので思いきって今から検証しておこうと思った事やWindowsと同じかほぼ同等の事ができれば問題ないと感じましたので変更しようと思いました。

それにセキュリティーソフトなどの心配もほぼ必要ない感じもありますし、基本的な事ができれば問題ないと思っていますのでサブ機のCHUWI MinibookをLINUXへの切り替えをさせる決意しました。

目次へ戻る

CHUWI MinibookへのLINUX搭載を検証した事で思ったこと

CHUWI Minibookに限った話ではありますが、今回の検証で感じた事しては以下の数点が非常に難しかった部分になります。

  • 画面の向きと解像度
    一番の鬼門となります。まず、起動時はすでに向きが違う方向になっているディストリビューションがあったりしますので調整した上でインストールを実施する必要があり、調整も難航しがちな部分になります。
    なお、解像度は向きが異なっていますのでデフォルトとは縦横でサイズが逆になりますが、設定項目ではそのままのサイズになるので他の解像度への切替はファイル訂正などの作業が必要となる事から自分の場合は倍率設定で調整しています。
  • キーボード配列
    かなり特殊の配列なのでキーマップなどを変更してもきちんと認識してくれないディストリビューションもありました。
  • タッチパネル
    タッチパネルがずれる場合やタッチモード(タッチしたままスクロールなどをする機能)が動作しない場合がありますので調整が必要になります。
  • 指紋認証
    動作しないと思って諦めが必要になります。
  • i3wmでの使用について
    WIN+Enterでターミナルを読み込めないので使用できないと考えてよいかと思います。

これらが解決すれば基本的には問題はないかと思います。また、画面の向きは固定できていれば問題がないという認識の場合はログイン画面では向きが違っていてもログイン後は問題なく固定できますので割り切るのが良いかと思います。

目次へ戻る

相性の良いデスクトップ環境

CHUWI MinibookへのLINUXインストール時に相性の良いデスクトップ環境としてはGnomeとKDE(Plasma)となります。仮にログイン画面で向きが異なっていたとしてもログイン後には正しい向きになりますので比較的選択しやすいのではないかと思います。なお、他のデスクトップ環境の場合は上記の画面の向きなどの部分でうまく行かない可能性が高いのではないかと思われます。

目次へ戻る

ベストはZorinOS Core Pro 16.3ですが…

正直、ベストのLINUXとしてはChuwi MiniBookについてでも記載していますがZorinOS Core Pro(自分の場合は16.3)であれば機能的にもほぼ問題なく駆動していましたし、向きなどの問題も解決しますので何も気にしないという事であればおすすめです。ただ、いくつか思ったことがありましたので採用をこのバージョンは見送りました。その主な理由は以下のとおりです。

  • デバイスの認識は理想的だが…
    デバイスに対する動作対応は理想的なのですが、残念ながら動作が比較的重たいという事と省電力設定がないのでバッテリーの起動時間がかなり短くなる覚悟(減り方には驚くほど…)が必要になります。
  • フォント設定がいまいち…
    メニューなどでフォントを設定する部分もありますが、メッセージボックス出現時などの場合は文字が相当小さくなる部分があるので注意が必要です。
  • ログイン時の画面向き
    ログイン時には画面の向きが違うので画面の開閉角度を変化させると正しい向きに代わります。それが嫌な場合は自動ログインを使用するのが理想的です。

認識は理想的なのですが動作はそこそこもっさりとした動作になるという部分は覚悟が必要ですが、後述する17.1になると動作なども改善しましたのでそちらを採用する事にしました。

Manjaro plasma Desktopなども理想的ではあります…

ログイン時の画面の向きが異なっている事(それが嫌な場合は自動ログインを使用するのが理想的)やタブレットモードなどの際に画面の向きを変えるのが手動なのが許容できるのであれば選択肢としては良いかと思います。動作もかなり軽快なのでおすすめです。

目次へ戻る

最終的に選択したのはZorin OS Pro 17.1

実は色々と実施している中でUbuntu Desktop 22.04.4 LTSをインストールした際にかなり良い感じで画面の向きは固定になりますがログイン画面から正しい向きの認識がなされて省電力設定なども可能という事でバッテリーの減り方もかなり改善されていました…

その関係もあってもしかするとZorin OS 17.1を試してみたらうまくいくのではないかと思い、実際にZorin OS 17.1を試してみるとほぼ問題となっていた点(ログイン時の画面方向などの部分)が解決されて比較的快適に動作します。唯一欠点なのが向きを変えた際に自動的に向きが変わらないという点ですが、この部分はある意味で妥協する感じです。

この部分は予測ですがZorin OS 16.3と17.1はUbuntu Desktop 22.04 LTSベースだったと思いますが、異なる点で大きいのがX Window Systemに16.3はX Window System(Xorg)を採用していましたが、17.1になってその後継のWaylandへ変更されたという話がありますのでそれによる影響ではないかと思います。

Zorin OS 17.1のバージョンについて

Zorin OS 17.1は以前の16.3と異なり、Pro版・Core版・Education版となりますのでLite版が無くなっていましたが、記載されている内容ではEducation版をLite版としての位置づけの様です。また、Pro版に関しては自分は16.3の時から使用していますが以前はCore版とLite版があったのですが、今回のバージョンはCoreのPro版のみとなっています。

16.3からのバージョンアップに関しては16.3版のサービスコードがある場合には20%OFFが適用となりますので通常で購入すると7700円(2024年3月現在)ですが自分は6222円でした…(もう少し優遇してくれると助かりますが…)

Ubuntu Desktop 22.04.4 LTSでも同等に動きます

ベースとなっているUbuntu Desktop 22.04.4 LTSでも問題なく動作しますのでGnomeなどが良いと思われる方はそちらでも良いかと思います。

目次へ戻る

他のディストリビューションでの検証

他のディストリビューションでの検証については下記のとおりです。

  • Kona Linux
    ボリューム調整などといったホットキーの一部が使用不可、タッチパネルの位置認識のズレとログイン時の画面回転問題は解決せず。
  • Kubuntu
    キーボード配列の認識がなぜか実際と異なって認識されてしまいます。

正直、Zorin OS 17.1の動作がかなり軽快になっていますのでとりあえずZorin OS 17.1で使用していきたいと思います。

追記:解決策が見つかるかもしれません

色々と調べている中で解決策が見つかった可能性があり、現在検証しています。これがうまくいくと他のウインドウマネージャーや画面回転に関する内容なども解決する可能性がありますので続報を気長にお待ちいただければと…成功するとサブ機としては超理想的になります…


まあこんな感じです。

目次へ戻る