LINUXを久々に導入…

Alter Linux

なんとなく、DebianやUbuntu系統も良いのだけどちょっとおもしろい感じのディストリビューションはないかなと思って検索していた所、PC-FREEDOMさんが動画で掲載しているAlter Linuxが紹介されているのを拝見しました。

日本の学生が開発した日本初のArch Linuxの派生という事もそうですが、日本語環境の導入が楽であるという部分にも惹かれましたので、早速導入してみる事にしました。個人的にはCinnamonが好みなのでそちらのイメージファイルを導入し、LIVEで起動した上でインストールしました。

Serene Linuxもベータ版として開発がなされていますので検討はしたのですが、ベースがUbuntu系統からFedora系統になったという話もありましたので今回はArch Linuxも触れた事もなかったのでAlter Linuxにしました。64bit以外にも32bitも提供しているという部分も好印象です。

音がでない宿命の症状

パナソニックのレッツノートシリーズを使用している宿命とも言えるスピーカーから音がでないという問題がここでも発生してしまいましたが、やはりalsaに関する系統に起因している問題には代わりはないという事だったので、普段使いのArch LinuxさんのページKapperのブログ 新館さんのページを参考に対応する事にしました。

簡単に設定したい場合は下記の通り実施すると音ができるようになります。

  • ターミナルを起動してalsaに関する設定ユーティリティをインストールする。
    #sudo pacman -S alsa-utils
  • 一応、ユーティリティを起動して状況を確認する。
    #alsamixerにて起動し、F6でデバイスを選択すると状況が把握できます。
    主にHeadphoneの部分が0になっている状況だと思います。すぐに使用したい場合はキーボードの上を押して音量を上げると音ができる様になります。
  • 次回起動時から音を出したい場合は、amixer -c 0 sset Headphone 100%を設定にある自動開始させるアプリにてコマンドとして登録しておくと便利です。(Headphoneは項目、100%は変更後の音量なのでもしも他の場合も応用できるかと…)

この方法で次回より音がスピーカーから出るようになります。なお、普段使いのArch Linuxさんのページの方法を実施してみましたが、なぜか自動起動などがうまくいきませんでしたのでKapperのブログ 新館さんのページの方法を自動起動で実施していますが、それだとイヤフォンを刺した際にイヤフォン外すとまたスピーカーがミュートになってしまうのでデスクトップ上などに設定内容を記載した実行ファイルをおいて置くと便利です。

誰かこの辺りを自動化できる確実な方法があれば教えてほしいとは思いますが、イヤフォンで使用することもあまり多くないのでこの方法でも良いのかなと…なお、最新のバージョンではこの現象は改善していましたので次ページに追記しました。

Steamについて

Alter Linuxをインストールした後に表示されるページでAptコマンドが使用できるという内容を拝見しましたのでもしかしてと思いましたが、下記コマンドでインストールを実施してみました。

  • Steamのインストール
    #sudo apt update
    #sudo apt install steam

インストールする際に主にグラフィック系統のデバイス選択を数字でする事になるのでintel系統(3番)を指定すれば自動的に導入してくれますので凄く簡単に導入する事ができましたが、エラーが発生して現在はこの方法では導入できません。次ページの追記項目を参照して導入ください。

Steamでのゲームについて

基本、ボーダーレス表示などの設定にしている場合にはソフトが落ちる場合(なぜかロック画面になる状況)があります。その場合は必ずフルスクリーンを選択するようにすれば移動も上手くいく場合が多いです。

Wargame系統は若干注意が必要で、Wargame Red Dragonに関しては特に問題なく起動しますが、Wargame European Escalationは起動時の自動設定ユーティリティはスキップしないとほぼ確実にソフトが落ちてしまいます。なお、Wargame European Escalationの日本語化に関してはWindows版と一緒でローカルフォルダにあるinstall.datを削除するだけで日本語化になりましたが、チャットやデッキ名などに日本語入力ができないという状況が発生しました。

HOI4に関しては起動時にMODの読み込みにかなり時間を要する感じで、上手く読み込めていない場合は起動が出来ない事とボーダーレス起動ではなく、自分の環境ではフルスクリーンに設定しておかないと起動できませんでした。

正直な感想

かなり簡単に導入ができますし、とにかく今回導入したCinnamonバージョンでも軽量でキビキビと動作してくれるのにはとても驚きました。現時点ではお知らせの2021年12月2日に掲載がありますが、更新してしまうと拡張機能が使えなくなるなどの不具合が確認できたため当面の間はアップデートを控える事と修正方法が判明次第情報発信を行う予定との事だったのでCinnamonに今回は決定しました。

Alter Linuxはかなりおすすめ出来ますし、日本国産という事で日本語に特化している事もありますので個人的にも今後も使用していきたいと思います。