久々にLINUXの話題…

Mabox Linux

Mabox LinuxはPC-FREEDOMさんの紹介ページを拝見すると以前CrunchBangとDebianをベースとした軽量LinuxをウインドウマネージャをOpenboxとして開発していたけど2015年に停止したが、その後に色々とあってManjaro LinuxArch Linuxの派生)をベースとした派生ディストリビューションとなっています。主にウインドウマネージャにOpenbox、パネルマネージャとタスクバーにはTint2、ウインドウメニューツールとしてjgmenuを採用している事もあるので動作が軽快です。

色々なサイトやYoutubeの動画を拝見するとインストール時に日本語が文字化けがするといった内容などが言われていますが、一般的には下記の方法で解決する事ができます。日本語のフォントがないというのは事実ですが、ネットに接続されている場合には特に他で用意する必要もログアウトをしたりする必要はありません。

  • Wifiなどでインターネットに接続します。
    フォントをダウンロードする為にはネットへの接続が必要です。
  • Pacmanコマンドでフォントを導入します。
    ターミナルを起動します。
    #sudo pacman -Sy
    #sudo pacman -S otf-ipafont

導入した後にインストーラーを起動すると日本語で起動させて導入する事は可能です。(メニューバーは文字化けしてますが…)ただし、インストール後の再起動時には再度フォントの導入をする必要がありますのでネット接続とPacmanコマンドは再度必要となりますが、上記の方法であれば比較的分かりやすい導入になるのではないかと思います。

その他、何点か気になった部分がありましたので下記に記載したいと思います。

  • 日本語入力とソフト導入について
    日本語入力などに関してはManjaroとほぼ同じなどで割愛しますが、ThunderbirdやGIMPなどもインストールされていませんので必要な場合は日本語入力も含めてInstall popular Appsから選択して導入するのが良いかと思います。また、Pamacというソフトマネージャがありますが、そこでない場合も多いのpacmanコマンドなどは覚えておくと良いかもしれません。
  • Steamについて
    導入は#sudo pacman -S steamで可能です。マネージャーが文字化けする場合はトラブルシューティングページにはSteamフォントをインストールという内容があったのですが、現在はダウンロードできない感じで#sudo pacman -S ttf-liberation(代替フォントらしいですが…)を実行した後にパソコンを再起動すると改善します。なお、Wargame Red Dragon(逆にWarNOがWindows限定になっているのは悲しい…)の自動設定などはパーフェクトに動作しますので逆に良かったと思います。
  • VScodeの導入について
    Sandyマン「ManjaroにVSCode導入したいなーどうしようかなーやってみよー」さんのページを参考に実施すると導入可能。導入までには少し時間がかかる。
  • 外国語のサイトなどの表示に関して
    文字化けを起こす場合はフォントがインストールされていないだけの可能性があります。例えば中国語の場合は#sudo pacman -S noto-fonts-cjkなどで導入ができますのでお好みのフォントをインストールするのが良いかと思います。フォントの情報はArch Linux WikiのCategory:Localizationにて確認ができます。
  • とにかく文字化けしたらFONT関連の可能性が高いと考えて情報を探すと意外と見つかる。
    • 日本語対応している可能性のあるソフトに関する言語パッケージ的な感じの部分は定期的にManjeroセッティングマネージャーの言語パッケージにて確認するとあるものはインストールする事が出来ます。

【追記】
機種によっては最初からインターネットへ接続していても何かしらの環境かは変わりませんが、パッケージ更新やフォントに関するインストールエラーなどでインストールできない環境がありました。

その場合はキーボード配列と時間帯を日本に設定した上で英語でイントール作業を終了させた後でフォントのインストールをする事でスムーズに出来ます。また、日本語入力などをインストールした後で言語セッティングを起動すると日本語があるものに対してはスムーズなインストールが出来ました。

インストールなどに関する注意点

基本、Linuxの場合は失敗したりした場合はそこまでの作業内容を覚えておけば最悪再インストールやバックアップなどを取っている場合にはその時点まで戻せば改善しますので逆に言ってしまえば失敗する事を覚悟する必要があると思います…

一般的に初心者向け・軽量のLinuxなどの話が必ずLinuxの場合は出てきたりもしますが、初心者向けはあくまでもほとんど解決する項目がない部分ではある(問題が発生しない可能性が高い)けど動作の快適性は失われると考える事もできるし、軽量向けの場合は余計なものを省いている場合(ある意味で犠牲にしている場合)が多いので設定や導入の必要性が生じると考える事もできます。

かなりの割合で自分で調べる必要性が生じる場合も多いのでその辺りは理解しておくべき項目ではないかと思います。
まあこんな感じです。