まだ4月中旬なのにもかかわらず気温が20度を超えて来たりと暑いと感じる日も出てきておりますので流石に身体がまだ完全にはついていけていない感じがしておりますので体調には十分注意しながら過ごして行きたいと思っています。
個人的にはいつも相談している薬局さんで切り替えた冠脉通塞丸と人参養栄湯を飲んでいるのですが少しずつだるさなどが改善してきている感じがありますのでこのまま様子を見ていきたいと思います。
今回はノートパソコンにLINUXをインストールしている環境下でHDMI(マルチモニタ)を使用する場合に関する内容を中心に記載しています。
今回の記事に関する目次
なぜ検証をしてみたかったのかという背景と内容…
HDMIに関する接続に関する情報を今回記載する理由としては実際に自分がやってみたかった事があったのでその前段階として実施してみましたが、マルチモニタ環境に関する情報があまり多くないので今回は自分が実際に行ってみた内容なども含めて記載したいと思ったからでしたが…
では具体的に何がしたいのかのかと言いますとずばり上部写真の様に車で前部と今後余裕ができた際に後部座席へのそれぞれのモニターHDMIで出力をさせようと考えた際に最終的にはデスクトップパソコン(マルチ出力ができるミニPCとかノートパソコンなど)を設置したいなと考えたからでした…
そうすれば車のスピーカーから音声出力、前後部モニターで映像出力という事が実現できて小さいモニターで見る必要もないのではないかと…
WindowsとMACで良くないか?という素朴な疑問
そこで出てくる疑問としてはまず普通にWindowsやMACで良いのでは?という疑問ですが、個人的にはWindowsやMACは確かに汎用性などのメリットはあるけど動作性の観点からはあまりスムーズではないという事と予算などの関係でそこまで高性能なパソコンは使えないと考えた際に普通にWeb閲覧と動画閲覧ができる程度なのだからい比較的動作が軽快なLinuxで出来たら良いなという事とWindowsやMACは搭載情報はありますがLinux搭載はほぼ無いのでやってみたかったという事でした…
検証をしてみた事
実際に今回検証した内容はノートパソコンのHDMI端子を使用してカーナビに出力させてみるという事で実際にノートパソコンにManjaro Plasma Editionをインストールした上で出力させてみたのが上記の画像になります。
主な設定方法など
KDE(Plasma)のデスクトップ環境を選択した理由としては単純に「Display設定からデュアルモニタに関する設定が簡単に出来たから」という事でした。これが他のデスクトップ環境になると主にarandrやxrandrというソフトを起動して設定を実施した上で内容を保存してshファイル(実行ファイル)を環境に合わせて実行させたり、設定ファイルに内容を明記して設定をさせる必要があります。
ただ、このxrandrを理解しておくと意外と役立つ事もあり、メインモニターにスケール(倍率)を設定しても自動的に反映されない場合などにxrandr文などを使用して設定する事で自動的に反映させる事もできますが、X11の場合は.xprofileなどに記述すれば一気に解決します。
ただし、このxprofileでの設定には少し難があってARandRやxrandrで起動させた際に何か事前に設定を書き込んで起動している場合に設定しようとすると「え~そんな機器なんてねえから!」「(デスクトップ環境によっては)倍率設定なんてさせねえぜ(*ノω・*)テヘ」「シリアルなどがなんか不明だから起動させないね( ・ิω・ิ)」といった感じで訳のわからないエラーが発生したり、実際に設定して実行ファイルで実施するといきなりブラックアウトや画面が砂嵐といった状況などにもなりましたので設定がなかなか難しい(面倒くさい)という状況になりがちです。
こういう状況が嫌だったら普通にKDE(Plazma)デスクトップ環境を使えという話になりますが、そこまで快適に動作する高性能のPCなどを車載するなんてしたくないとか、自分にはお気に入りのデスクトップ環境があるからそれに合わせたい方、予算も限られるからなんとかしたいという方やi3wmを使用している場合には非常にxrandrは逆に使用しやすいので便利で最善な手段となり、設定をきちんとしておく事で次回起動時の際にも反映させているので便利です。
xrandrに関する情報はArchWikiに記載がありますのでそちらを参照すれば良いかと思いますが、理解すると意外とマルチモニタを意識しなければ比較的快適な環境の構築が可能ではありますが、何度もログイン・ログオフや再起動などを繰り返す必要が出てきますので設定するまでが比較的負担になります。
そこで自動的に起動させる内容(以下の内容など)を書き込んじゃうと自動的に認識する様に設定できます。
#!/bin/sh
intern=DSI1(メインモニター)
extern=HDMI1(サブモニター)
if xrandr | grep “$extern disconnected”; then
xrandr –output “$intern” –primary –auto –mode 1200×1920 –pos 0x0 –rotate right –scale 0.65×0.65 –output DP1 –off –output $extern –off –output VIRTUAL1 –off
else
xrandr –output “$intern” –primary –auto –mode 1200×1920 –pos 0x0 –rotate right –scale 0.65×0.65 –output “$extern” –right-of –pos 1920×0 –scale 0.6×0.6 “$intern” –auto
fi
これでもゴミがあってDP1もVIRTUAL1は無いから省けそうだし、これが逆に何ポートもある場合は逆にif文などで設定しても良いかと思うし、特にCHUWI MiniBookでマルチモニターする場合は必須でした…
逆に回転以外に何も設定しないで無理やり.shで切り替えもできますが、何度もやっていると画面の解像度の関係などもあって多分4~5回ほどで再起動が必要になるかと…
CHUWI MiniBookでのモニター環境設定
以前にご案内をした内容であれば基本的にはどのデスクトップ環境でも通用しますが拡大表示(スケール:倍率)に関する問題が発生しますので事前にOption “Scale” “0.7×0.7″や–scale 0.7×0.7などの記述で解決します。
ただ、デスクトップ環境によってはスケール(倍率)に関する問題が解決しない場合がほとんどですが、後述しますがscaleが使用できる環境ではmaboxやi3wmは快適性がありますがHDMIの部分で難(設定と調整が面倒)がありますし、mate環境の場合にはx2とかしか設定項目がなかったりもするので中途半端な感じです…
おすすめデスクトップ環境について
おすすめのデスクトップ環境ですが、HDMIなどでマルチモニタにしない場合と使用する場合とでは個人的におすすめするデスクトップ環境は異なるのではないかと思います。
単体ディスプレイでかつ持ち運びと快適さを重視する場合
ノートパソコンで持ち運びがメインだったり、HDMIなどを日常的にほぼ接続しない場合にはi3wmやxfceなどがおすすめです。その中間ポイントを希望される場合は意外とmabox linuxが快適性を確保しながらi3wmの様なコマンド入力などにも適している感じで理想的ですがHDMI接続時になぜか自分の環境ではエラーが頻発してしまうので…色々と残念な状況です…
スケールの設定が簡単なデスクトップ環境について
設定画面で簡単に設定したい場合やファイル書き込みが面倒だったりわからない場合は単純に「XFCEまたはKDE(Plasma)」をおすすめします。これらのデスクトップ環境は比較的倍率の設定がカスタムで可能です。mateは決まった倍率(自分の環境ではx1またはx2)しか設定できませんでした。
HDMIなどを併用する場合
環境によりますが、デスクトップなどでの使用や環境が固定化できる場合はi3wmなどで一度設定してしまえば使用可能となるのでおすすめ出来ますが、持ち運んで使用する環境などでの使用の場合には今のところはXFCEあたはKDE(Plasma)に思えます。ただ、KDE環境にするとどうしてもi3wmなどのかなり快適な操作が比較的失われがちではないかと思いますので上記で紹介した方法で設定するのも良いかもしれません。
総合的に考えると動作性は若干落ちる可能性もありますが、XFCEもしくはKDE(Plasma)が無難という感じではないかと思います。
まあこんな感じです。