気温の上下がそこそこ激しいので身体が環境についていけずに苦戦している状況ですがなんとか過ごしています。仕事もそこそこドタバタしている感じだったり、連休もあったりもしましたのでなかなか更新が出来ていませんが、なんとか頑張っていきたいと思います。
いつも相談している薬局さんでは引き続き冠脉通塞丸と人参養栄湯を飲んでいるのですが少しずつだるさなどが改善してきている感じがありますが、冠脉通塞丸が8月に値上げするという話があるので財布には痛い感じになるのかなと思いつつもしばらく様子を見ながらこのまま行きたいと思います。
今回の記事に関する目次
今回紹介するArchLinuxベースのOSについて
個人的に現在のパソコン環境がArchLinuxベースのOSを使用していますので今回は主なArchLinuxがベースになっているOSと自分が使用しているOSについて記載したいと思います。
ArchLinuとは?
ベースとなっているArchLinuxは不必要な追加や修正、複雑にしないシンプリさとミニマリズムであるけどエレガンスさがあってコードの正しさに焦点を当てて開発されているLinuxディストリビューションの1つです。
ただ、インストール手段がコマンド(CUI)が原則となっている事から誰でもインストールできる様なグラフィカルなもの(GUI)ではない事などもあるのでCUIが面倒だったりそんなのわからん!という方はベースをなっているものを採用するのがおすすめです。
ArchLinuxはシステムの更新などに関してローリングリリースという更新方法を原則として大きな更新をしていくことではなく、頻繁に更新をしていく方法となるのでシステムアップデートなどによってシステムが壊れにくい環境になりやすい反面、頻繁な更新があるとそれを起因としたセキュリティーホールが出る可能性があるという点がありそうなのでその辺りをどう考えるのかという事だと思います。
インストールしたら比較的長く使用していきたいと考える方にはおすすめできる感じもありますが、今回はそんなArchLinuxをベースとしているOSについて個人的に思った事をメリットとデメリットに分けて紹介したいと思います。
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Manjaro Linuxについて
Arch Linuxと互換性があり、パッケージ管理システム(pacman)をそのまま使用する事が可能であったりウインドウマネージャー環境(KDE・XFCE・GNOME)などのチームが公式で作っているバージョンやMATE・i3wmなどのコミュニティーで作られているバージョンとか存在しています。
メリット
- とにかくインストールから使用までが楽です。特に公式チームで作成されているバージョンであれば日本語設定なども比較的容易に出来る事から初めてLinuxを触れる方やあまり手間などを掛けたくない場合におすすめできます。比較的人気がある最大の理由かと思います。
- ハードウェアの認識が良く、通常使用であれば全く気にしないで使用する事ができます。
デメリット
- ArchLinuxのレポジトリからソフトパッケージをコピーして機能テストを経たうえで公式レポジトリとして提供しているので完全な更新まで時間がかかる可能性がある。(ソフトバージョンが古い可能性があります。)
- aurレポジトリのソフトをインストールする際にエラーが発生する場合があります。普通にインストールしようとするとエラーでインストール出来なかったりする場合がありますので注意が必要です。
- Manjaro Helloからインストールする場合に日本語環境がfcitxなのでfcitx5をインストールしたい場合は注意が必要です。(KDEのWaylandで使用する際に起動できません。)
- i3wmバージョンはブートローダーのインストールに失敗するのでMacBookへはインストールできません。(EndeavourOSなら可能です。)
ArchLinuxベースのOSとしておすすめされやすく、使いやすさも良い事から人気があるOSではないかと思います。パフォーマンス的にはEndeavourOSと比較すると上という情報がありますが、比較的通常使用であればどちらも別に特段問題はないのではないかと思います。
ただ、個人的には使いやすさと設定のしやすさなどを考慮するとManjaroの方がおすすめな気がします。なお、一部ではManjaroはArchと一緒ではないと言われる方もおられるみたいですが、そもそもベースになっていると考えると全てが一緒ではない訳なのでそこまで気にする必要もないのではないかと思ってしまいます。
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EndeavourOSについて
元々AntergosというLinuxがあったのですが、開発者の不足などによって残念ながら2019年5月21日にプロジェクトが終了したのですが、その後継とコミュニティ維持の為にに開発が始まったLinuxです。ArchLinuxの様なコマンドでインストールするものではなく、グラフィカルなインストールが可能ではあるもののArchLinuxに近いものを提供するというコンセプトなどがあります。
メリット
- インストール時に環境設定が正しいかどうかを自分で設定しながらインストールが出来ますのでCHUWI Minibookの様に画面回転が最初から必要な場合にインストールなどが容易に出来ます。
- 比較的ArchLinuxの使用している環境に近い状態の構築が可能です。
- Mac系統などへのインストールも容易に出来ます。(古めのMacBookAirなどでも動作可能)
- i3wmの場合には環境として電源管理関連などの設定が最初から出来ている感じがあります。
デメリット
- インストール時にウインドウマネージャ環境を選択する場合はネット接続が必須なのでネット接続が確保できない場合はXFCEの選択となる事やまれにインストール時にEndeavourOSが設定できなかったり、ネット接続が途中でなぜか原因不明の切断などによってフリーズする場合がある。
- インストール機種や使用環境との相性が少しある感じで異様な動作に関する重さ(パフォーマンス低下)が顕著に出る場合がある。
なんとなく人気がある部分としてはManjaroとは異なり、インストール時に環境設定や確認が行えますので自分で設定する場合にインストール時のエラーが起きにくいのにもかかわらずArchLinuxに近い環境のOSが構築できるという点ではないかと思います。
おすすめのデスクトップ環境は特に問題がなければKDE(Plazma)やGnome、中程度ならCinammon、軽めを希望される際にはMateやLXQTなどをおすすめします。
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MaboxLinuxについて
自分が現在使用しているのがMaboxLinuxで、ArchLinuxをベースとしたManjaroより派生したLinuxディストリビューションでウインドウマネージャーにOpenboxを採用しています。
Youtubeなどでは軽量として紹介されている感じですが、個人的には軽量というメリットもあるけどi3wmの様なコマンドなどによる操作も可能ではあるけどマウスなどでの動作もできるというメリットがありますのでこちらにしています。
メリット
- 紹介時に動作が軽量というメリットのみで紹介される事が多いが、実際に軽量に感じる事からそもそも32ビット版の必要性がないかと思われます。
- 作業ウインドウの移動がコマンドでもできるがタスク上でもマウス操作でも可能です。
- 音楽を聞く場合に下部にグラフィカルなインジケーターを出す事が可能。音の出力との連携に沿って動きます。(バーの高さや幅などの設定も可能ですが、動作は少し重たいのとくれぐれもタスクに関する設定でフルスクリーンにしない事→元に戻すのが大変でした。)
- i3wmの様なコマンド入力の操作も可能なのでフリーズやその他閉じられないウインドウなどもコマンド入力によって強制的に閉じれる可能性があったり、ソフトの起動なども容易に出来ます。
- aurのソフトなどもエラーなどもない状況でスムーズにインストールできます。
デメリット
- インストールなどに関しては日本語にすると片っ端からフォントが導入できていないので文字化けします。その場合はターミナルでsudo pacman -S noto-fonts-cjkと入力してインストールすると「インストール後に表示される日本語」がきちんと表示されます。
- グラフィカル性に欠ける。
- Openboxのメニューなどの設定をしようとした際の設定が大変なので放置しがちになります。
- インストールに関する情報は比較的存在するけどその後に内容がないので自力でなんとかするしか無いが、Manjaroに関する部分を参考にできる場合がある。
- Steamは日本語に設定できません。
- 電力管理の自動起動などが出来ていない場合がありますので設定などの見直しが必要の可能性があります。(機種による。設定されていないとノートパソコンだと普通に起動しっぱなしになる可能性があります。)
Mabox Linuxは軽量なLinuxとして紹介される事も多いのですが、コマンドとの併用で使用する環境構築や比較的ウインドウ上でも設定できる項目も多いのでインストール時の部分が解決できればおすすめしたいLinuxです。なお、Conkyなどは個人的には全く必要性を感じないので消しちゃってます。
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Garuda Linuxについて
検証したかったのですが自分の環境ではログインできない、ログインできてもインストーラーが起動しない、途中でフリーズしてしまうなどの状況が発生してしまって動作しませんでしたので検証ができませんでした(3台中3台とも同じ様な状況でした)が、2024年5月現在ではその辺がかなり改善されてはいます。
ただ、Pamacをインストールしても起動しなかったりといった状況は変わらず発生していますので未だに通常使用できた事がありません。
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そもそも生じる疑問に関する回答
以前から質問を受ける事が多くありますのでその質問に関する自分なりに思う事を回答したいと思います。
LINUXを使うメリットはありますか?
使用する環境によるので「極端なメリット自体はない」と考えるべきかなと思っていますので以前から記載をしていますが使用目的に沿った導入が良いと考えています。
一般的に使用する環境程度(Web閲覧・メール送受信・文章作成・ZOOM会議など)であれば最近の環境ではどの環境でも問題なく動作するので何でも良いという話になりますが、このソフトがWindowsやMACのみでしか動作しないという縛りがある場合はLINUXは不向きです。以前は軽量という事で使用される事が多かったのですが、WindowsやMACOSが便利過ぎるのも事実です。
したがって最終的に導入などを決めるのは「自分」という事を忘れずに実施すればよいかと思いますが、何台もパソコンを持っている場合に昨今のOS(Windows11)への更新が出来ない場合や動作的に無理がある場合にはまだ選択肢もあるのではないかと思います。
最終的にはLINUXに関してはメリット・デメリットばかりを述べられる人も多いのですが、「あなたはどうしたいの?」という一言に尽きるのではないかと…
LINUXディストロでおすすめはありますか?
もし導入する場合や初めてLINUXを使用するなどの場合にはやはり情報量が多いUbuntu・Debian・Fedora系統がおすすめの様に思えます。OpenSUSEもありますが、ハードウェア設定が最初にあるのでその辺が少し理解していないと難しいと思うかもしれません。また、ArchLinuxベースであればMaboxやEndevourOSではなく、Manjaroの公式チームが制作しているバージョンであれば良いのではないかと思います。
正直、AlterLinuxのaptに関する概念に関する理解が足りなかったのは個人的にはお恥ずかしい限りなので以前記載している内容が少しハチャメチャになっております…
LINUXの嫌い(好き)な理由は?
嫌いな点としてあるとすれば自力で解決しなければいけない事が比較的多いという点が挙げられますが、だからといってLINUX自体を毛嫌いする必要性も極端にそれを好むという必要性もないかと思います…
プリンタやHDMIのマルチ接続など周辺機器に関する部分は対応していない場合もあったり、もう少し簡単に設定などができればと思いますが、Linuxのメリットとデメリットはどうなのかという理由をきちんと理解しておく必要があるのではないかと思います…
LINUXにして良かったと思う事はありますか?
以前はサーバーを自力で構築して運用した歴史もありますが、とにかくOSの仕組みやネットワークに関する知識が身につきますので自分自身の勉強になります。また、台数が多い場合に同じ環境を作るのに金額がほとんどかからずに構築できるのはありがたいかなとも思います。
それに自分も所有している何台かに関するWindowsなどのOSに発生するライセンス料に関して余分に出す必要性がなくなったという程度でしょうか…
代用できるソフトがあると聞きますが?
このソフトにはこのソフトが代用できますという情報などもあるのですが、実際に使用してみると異なっていたりする事も多いので極端に真に受けないようにされるのが良いかなと。
動作するか不明な機種ですがなんとかなりますか?
動作するかわかりませんが、ノートパソコンでは指紋認証やタッチスクリーン、Wifiなど使用できない機能が出る場合があります。その場合は指紋認証やタッチスクリーンは解決する手段はないかの確認、Wifiは外付け子機などの使用を検討すると良いかもしれません。
なお、ManjaroやMaboxの場合でWifiにインストール時は接続できない場合(主にMacBook関連がCHUWIなどの一部海外仕様機種)でもインストール後には使用できる様になっている場合がありますので、色々なLINUXディストロを使用してみて諦めないで根気強く粘ってみるのも良いかもしれません。
自分の場合はCHUWI Minibookの指紋認証以外に関して倍率なども含めてインストール出来るようになるまでそこまで時間も割けなかったので半年程掛かってます…
いずれにしてもこのページに記載している内容はあくまでも参考程度に留めていただき、導入などは自己責任でお願いいたします。
まあこんな感じです。
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