Archcraftの有償ウインドウマネージャについて

11月に入りましたが徐々に気温の低下を感じる季節になりましたが、気温変化が激しい感じが引き続きありますのでなんとなくエネルギー消費も感じる季節でもあるように思えます。個人的にはいつも相談している薬局さんでおすすめいただいている人参湯加味温胆湯の組み合わせでなんとか持ちこたえていますが、体調管理をしっかりしながら頑張っていきたいと思います。


今回の記事に関する目次


Archcraftについて

最終的にArchcraft Linuxにしましたという投稿にて紹介しましたが、Archcraft Linuxはマイネ王のSASEBOさんが紹介されておられるページによるとインドで開発されているArch Linux をベースとした最小限の Linux ディストリビューションということですが、主にベースとなっているArchLinuxに軽量なウィンドウマネージャ(BSPWMやOPENBOX)を搭載したディストリビューションです。

以前にOpenboxを使用した感じは非常に軽快で使いやすいので低スペックパソコンにも導入しやすく、なかなか導入しにくい感じだった2in1のノートパソコンなどへ実際にインストールをしてみるとかなり軽快で操作性もあるので導入なども含めて考えると慣れてしまえばかなり楽になります。

目次へ戻る

有料ウインドウマネージャについて

デフォルトでインストールできるウィンドウマネージャは主にBSPWMとOPENBOXでテーマもいくつかありますが、他のウインドウマネージャを導入しようとした際に無料でも出来なくはないのですが、X11を使用するOpenbox・Bspwm(この2種類は他テーマあり)やi3wm、waylandを使用しているSway・Wayfire,・River・Hyprland・NEWMなどを搭載したArchcraft Primeを使用する事で導入が簡単にできます。

他にもArchcraftを最初に導入した後にそれぞれのウインドウマネージャをko-fiというサイトで購入した上で導入する事も可能ですので寄付などをされたい方もko-fiというサイトで好みのウインドウマネージャを購入するのも良いかもしれません。

個人的に今回は検証と必要だったi3とhyprlandを後から導入しましたのでその部分について記載したいと思います。

目次へ戻る

導入と主な注意点

基本は記載されているWikiページの導入方法に沿って導入を実施しますので説明ページを見て分かる場合(主に解凍+コマンド使用)は購入と導入を検討しても良いかもしれませんが、もしそういう事はちょっと…という場合は比較的簡単に導入できるArchcraft Primeなどの導入を検討しても良いかもしれません。

注意点としてはfcitx5(日本語入力環境)に関してはウインドウマネージャを新たに導入した場合は設定を確認や設定する必要があります。

目次へ戻る

i3wm Premium(i3ウインドウマネージャ)について

主にダウンロードしてきたファイルを説明にあるコマンドを使用すれば簡単に導入できるようにしてくれていますし、テーマも変更すれば見た目はOpenboxと同じだけど軽量なi3を使用しているという状態に出来ますのでおすすめできると思います。

個人的に以前からi3で使用していたショートカットキーに関しては一部組み合わせが使用できなかったりしますのでWikiに掲載されているページで確認されるのも良いかもしれませんし、設定ファイルはArchcraftの場合は.config/i3/configになりますので好みに変更されるのも良いかもしれません。

(2024/11/13追記)
画面の解像度が大きいなどの場合は以前より記載しているXrandrを.config/i3/configへ記載する事で拡大表示なども改善しますので低スペックパソコンで解像度認識が大きく取られている場合にはScaleや解像度サイズを訂正するのが良いかと思います。

目次へ戻る

Hyprlandウインドウマネージャについて

Waylandについて以前は懐疑的な部分がありましたが、X11を使用した場合に画面にちらつきなどが出る機種で設定変更などをしてもどうしても出てしまう際にWaylandを使用したところ改善したという事例が自分にもありましたので日本語設定がきちんとできるようになってくればかなり良いのではないかなと感じました。

Hyprlandに関して導入はファイルの解凍とコマンド実行が必要になり、少しだけややこしい部分にはなりますが、それでも導入もしやすく明るいバージョンとダークバージョンとが用意されていますので好みで導入するのが良いかと思います。

ただ、自分の環境だけかもしれませんがなぜかHyprlandの導入はGufwがpathon3に関連でエラーになってしまって起動不能になりましたのでこの点は注意が必要です。解決策としてはufw(コマンドバージョン)は通常使用可能なのでsudo ufw enableで有効、sudo ufw statusなどで確認に出来ます。主な使用方法はufwの基本操作のページを参考に行うと良いかもしれません。

目次へ戻る

まとめ

ZorinOS ProがUbuntuベースで約8888円(ZorinOSのバージョンアップに伴う優待あり)であるのに対して全てのデスクトップ環境に関してプレミアム化されているバージョンでもあるArchcraft PrimeがArchlinuxベースで約8500円と考えると好みになるかなと思いました。

Archcraft Linuxの方はバージョンが多い点といくつか配合されたバージョン(Waylandシリーズのみをまとめたバージョンなど)や単体バージョンなどをリリースしているので好みで選択できる点は良いかもしれませんが、ZorinOS Proはある程度ソフトが導入されていますがArchcraft Linuxはソフトに関しては別途で自分で導入する必要性はありますので注意が必要です。

まあこんな感じです。

目次へ戻る