Archcraftで一部機種で画面が乱れる現象について

いよいよ寒さを少しずつ感じる季節になりました。なんとなく眠れない感じなども出てきている状況で意外と咳などをされる方も多いので手洗いやうがいなどの基本的な感染予防もするようにしています。今月は特に娘の関係で行かないといけない場所なども一部であるので体調管理などに気をつけていきたいと思います。

個人的にいつも相談している薬局さんでおすすめいただいている人参湯加味温胆湯の組み合わせで今のところはなんとか持ちこたえていますが、これらが無くなったら変更して身体を温めていく様な漢方薬に変える可能性があるという事なので頑張っていきたいと思います。


今回の記事に関する目次


Archcraftで一部機種で画面の乱れが起きました

現在、主に使用しているOSをArchcraftに環境を変えていますが、特に問題が起こる事もほとんど無く過ごせています。ただ、一部機種でLinuxをインストールした後にX11での環境だと画面の乱れが生じるのでHyprlandなどのWaylandでの使用により解決すると以前少し記載をしましたが、X11で解決する方法がありました。

主に発生する機種について

基本的に発生する機種は自分の環境だと「Core Mプロセッサを搭載している機種限定」で発生している状況で、検証機種としてはHUAWEI HZ-W09などのCore m3プロセッサ搭載の機種やHP EliteBook Folio G1のCore m7プロセッサ搭載の機種になります。これらの機種ではX11に関する部分でconfファイルにOption “TearFree” “true”などの記載をしたりと設定ファイルを書き換えたりしましたが、症状としては全く解決しませんでした。

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解決策について

色々と検証した結果、解決方法としては主に2つの方法が自分の環境では見つかりましたので試してみると解決する可能性があります。この部分はArchcraftのみならずLinux全般で使用できる可能性があります。

  • Wayland系統のデスクトップ環境を使用する。
    Waylandを使用しているデスクトップ環境(HyprlandやSwayなど)にする事で解決できました。ただ、Waylandの方がスペックが求められるかどうかは別として動作が重く感じたりする可能性があり、マウスの移動が極端になったりしますので一部環境調整などが必要になる可能性があります。
  • Grub設定に書き込んで反映させる。
    偶然ですが検証機種と同じ機種でGithubにて解決策を記載しておられる方がおられたのでその方法を検証してみたところ、解決しましたのでCore M3を搭載しているHUAWEIの方でも検証してみると症状がなくなりましたのでおすすめできるのではないかと思います。ただし、Grubの設定ファイルに関する内容を変更しますのでスペルミスや挿入する場所に関しては注意しないと最悪起動しなくなりますので注意が必要です。

※Githubのページで登場するPSRはPanel Self Refreshの略としてその設定を無効にする感じの様で、intel_idle.max_cstateの数字はコアの個数?みたいでCore M3プロセッサとCore M7プロセッサはコア数2️、スレッドが4なのでコア数の2にしています。コア数が4の場合は4で良いのではないかと思います。

なお、自分の場合はGrub設定ファイルにi915.enable_psr=0とintel_idle.max_cstate=2を差し込んだ上でsudo update-grubを実施して解決しました。(ファイルの変更のみならずsudo update-grubを必ず実行しないと反映されません。)

(2024年11月8日見直し)
再度設定を見直したところ、この部分に関してはArchlinuxWikiに記載のある方法で自分なりに調整してGrub設定ファイルにi915.enable_execlists=0(Core Mに関する部分の追記)と念の為にintel_idle.max_cstate=2の追記も行って解決しましたが、必要に応じて変更などをしてみると良いかと思います。

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Grubを設定した後で使用して感じた事

最初はWaylandにして解決したのですが動作的にデュアルコアではなかなか厳しい部分がありましたのでX11で使用できる様になったのは動作の軽快になりましたし、バッテリー駆動に関する部分でも差が出ていますので個人的には良かったと感じます。

これらの設定は他のLINUXを使用した際などにも解決できる可能性があります。なお、Archcraftの場合はHyprland起動時の際に現在表示されているFcitx5に関するメッセージなどが表示される心配もなく、Gufw起動問題なども解決出来ている状況で使用ができますので安心もできるかと思います。

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X11でもArchcraftの動作が重たいと感じる場合

X11の環境でArchcraftをインストールして使用した際に動作の重さを感じる場合には比較的解像度を表示できる最大で設定している場合が多いので、Openboxでの環境の場合はデスクトップ上で右クリック→Preferences→Setting Managerからディスプレイを選択して解像度比率を変えずに変更したりする(例えば16:9なら16:9の解像度で選択する)とそこそこ軽快になる場合があります。

また、デスクトップ上で右クリック→Preferences→Oprnbox→Settingsの中にあるデスクトップの数を減らしたりしすると若干は良いかもしれません。(マルチワークスペース不要の場合は1にしても良いかもしれません。)

Openboxの環境以外にもウインドウマネージャ環境をi3に変更する事によってもかなり動作が軽快になったりもしますので実施してみるのも良いかと思いますが、Core M3プロセッサやCore M7プロセッサの場合はOpenboxでも十分な動作が可能でした。もし解像度の関係で見にくい場合はsudo nano .config/i3/configにて最下部にexec –no-startup-id xrandr –output eDP1(ディスプレイ名はarandrでわかります) –mode 解像度(例:1920×1200など –scale 数字(1.2×1.2などの記載)をし、保存してから再起動などをする事で記載で見やすくされるのが良いかと思います。

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起動ごとにBluetoothがONになる現象について(2024年11月8日追記)

Archcraftをインストール後に起動すると必ずBluetoothがONになってしまう現象があり、毎回OFFに毎回設定しても再起動やシャットダウン後の起動などの際に元に戻ってしまう現象が発生します。

その場合は物理的にという事であればBIOS設定でOFFにする設定でも構わないのですが、何かあった際にBluetoothが使用できませんのでオートの起動をOFFにしたい場合はsudo nano /etc/bluetooth/main.confの中にあるAutoEnable=trueの部分に関するコメントを解除した上でtrueをfalseにする事によって起動時にOFFのままで起動します。

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娘が通う園が決まりました

報告ではありますが、娘が来年から通う事になる園が無事に正式に決まりましたので準備などを始めています。面談なども普通で娘も質問に対して答えていたのでなんとか大丈夫でしたが、用意する書類や書いたりしなければならない書類もあるので少しドタバタしています。

まあこんな感じです。

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