Garuda Linux Hyprlandでの環境構築について

気温の上昇がまだ5月なのに夏並みに暑い感じになっていますのでエネルギーの不足と身体がついていけない感じをひしひしと実感している今日このごろです。特に今年は熱中症には十分注意して過ごしていきたいと思います。

いつも相談している薬局さんでは冠脉通塞丸人参養栄湯を飲んでいるのですが若干持病の関係などもあって一時的に冠脉通塞丸を雲南田三七人参へ切り替えていますが、かゆみなどが改善されましたのでこのまま継続していきたいと思います。

今回はGaruda Linux Hyprlandに再度挑戦するためにインストールしてみましたので記載したいと思います。


今回の記事に関する目次


Garuda Linuxについて

GarudaLinuxはインドで開発されたArchLinuxをベースに開発されているLinuxです。軽量ではなく中量級のLinuxではありますが、見た目が格好良い感じになっているのでそこそこ利用される方も多く、人気があります。

時間があまりない状況でしたので導入を見合わせていたのですが、4月28日にBird of Preyという新作が登場したという情報がホームページにありましたので思い切って導入してみることにしました。

今回導入したのはAdvanced Users Onlyと言われてはいますが、一度良くわからずに時間もなかったので諦めたGaruda Linux Hyprlandに再度挑戦する事にしましたので実際にインストールして設定も実施しました。ただ、導入や設定に関してはあくまでも自己責任でお願いします。

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Garuda Linux Hyprlandの導入で困った事と解決について

新作の「Bird of Prey」になってから日本語表記に関して文字化けなどもなく導入する事が出来るようになりましたのでかなり導入はしやすくなりましたが、やはり日本語入力に関する導入などに関してはfcitx5は導入ツールで導入してくれますが設定まではしてくれませんので自分で設定を実施する必要があります。

また、今回も検証したChuwi MiniBookの場合は画面回転などの部分もありますのでその辺を解決する必要がありました。$mod+Enterキーの件に関してはGaruda Linux Hyprlandの場合は$mod+tでターミナルの起動ができますので気にしなくても良い感じです。

今回は主に画面回転などを中心に設定方法などに関して記載したいと思います。

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日本語設定について

Garuda Linuxが提供しているGaruda WellcomeのSetup Assistant又はsudo pacman -S fcitx5-im fcitx5-mozc fcitx5-configtoolにてfcitx5を導入した後に以下のファイルに追記します。

  • sudo nano /etc/environment
    LANG=”ja_JP.UTF-8″
    XMODIFIERS=”@im=fcitx5″
    XMODIFIER=”@im=fcitx5″
    GTK_IM_MODULE=fcitx5
    QT_IM_MODULE=fcitx5
    DefaultIMModule=fcitx5
  • sudo nano .config/hypr/hyprland.conf
    #Execute favorite apps at launch
    exec-once = fcitx5 -d –replace #japanese input

一応これでWaylandでのエラーは表示されますが入力は出来るようになります。

Chromeでの入力について

残念ながらこの状況だとChromeを起動した際にfcitx5が起動せずに日本語入力ができません。その場合はChromeの起動時にオプションとして付与する事で解決します。

google-chrome-stable –enable-features=UseOzonePlatform –ozone-platform=wayland –enable-wayland-ime

簡単に起動するが面倒になりますのでsudo nano .config/hypr/hyprland.confの$mod+F1に関する設定部分をこちらに変更しておくとショートカットキーで起動できるようになります。

参考サイト:Using Fcitx 5 on Wayland

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画面回転について

ログイン時・hyprlandの環境起動時では設定が異なりますのでそれぞれで設定を実施する必要性が生じます。

ログイン画面に関する設定

ログイン画面では以前に紹介したX11の設定がそのまま使用できますのでそのままの設定方法で解決できます。タッチスクリーンも以前の設定で可能かと思いますが、ログイン時に使用しないと思いますので必要な方のみ設定されるのが良いかと思います。

hyprlandの環境下での画面回転について

hyprlandの環境では「X11関連の設定がほぼ全部無視されますので元に戻る状況」となります。別途で設定を実施する必要性が生じますが、設定方法が以前に比べて楽でした。

設定ファイルは日本語入力を設定したファイルなので.config/hypr/hyprland.confでsudo nano .config/hypr/hyprland.confにて起動して変更します。

画面回転について

monitor= DSI-1, 1200×1920@56.07900, 0x0, 1, transform,3

太字のところが追記部分ですが、90度回転の場合は1、180度回転の場合は2、270度回転の場合は3と記載します。また、スケール(倍率・Scale)の部分に関しては1の部分を変更する事で解決します。

参考:hyprland wiki Monitors

タッチスクリーンについて

画面が回転した場合にはタッチスクリーンが以前の環境になっていますのでずれてしまいます。基本的に画面回転した際には対で変更をされた方が使いやすいかと思います。(マウスだけでも良い方は設定する必要はありません。)

input { }の部分に下記内容を追記します。

touchdevice {
transform = 3
}

角度に関しては画面回転設定と同じ内容になりますので設定に合わせるのが良いかと思います。

参考:hyprland wiki Variables

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実際に使用した感じについて

実際に使用してみて主に感じた事などをいくつか記載したいと思います。

設定関連に関する事

  • 設定はファイルで実施をする事が可能で.config/hypr/hyprland.confを変更した際には毎回反映させる事もなく、すぐに反映されます。
  • 画面系統に関する設定は自動反映されないので環境移設後には主に街像度などの設定を見直して変更する必要性が生じます。(大画面でインストールしてカーナビなどに移設して起動した際に判明)

使用した際に発生する可能性がある現象

  • Chromeなどソフトを起動して使用した際にフルスクリーンなどにした場合には戻したりしてしまうと上部のタスクバーが消えてしまう状況が発生してしまう。($mod+Fなどを実施しても戻らず。)
  • Chromeでの画面ちらつきが発生する可能性がある。(解決法としては設定でハードウェアのグラフィックによるアシストを受けない設定に変更する事で解決します。)

総合的な印象

通常のi3とは異なるけど、Maboxlinuxの様な感じだと素朴すぎると思われる方やデスクトップやノートパソコンでほぼ環境が日常的に一緒で変わることがない使用環境である方におすすめではないかと思います。

ただ、ログには残るかもしれないけどエラーが出ないでソフトが起動しなかったり、アシスタント系統の少し見直す必要性があったりもしますので発展を期待したいところでもありますが、現時点ではブラウザなどの基本的な事をする程度であればある程度は実用できるのではないかと思います。

まあこんな感じです。

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