気温の変化が非常に激しい感じで体力も消耗している感じがありますのでなるべく早めに寝るようにしています。自分も40代になって感じるのはなんとなく体力も少しなくなってきているのかもしれないな…っとも思ってしまいますのでなるべく無理をせずに過ごしたいと思います。
いつもお世話になっている薬局さんで洗肝明目湯を補陽還五湯をおすすめされて飲んでいますが、気になる花粉症の症状(眼の痒みや痛み)もなんとなく改善されている感じで飲み忘れてしまうとひどくなる感じもあり、なんとなく効果を感じていますのでこのまま継続していきたいと思います。
今回の記事に関する目次
- タブレットの状態でLINUXは使えるのか。
- Ubuntu系列でのサウンド不具合について
- 簡単にLINUXで使えるOSについて。
- 設定が必要なLINUXについて
- 起動後に自動的にonboardを作動させる場合
(追記)fcitx5との相性について - 使用時の注意点
タブレットの状態でLINUXは使えるのか
今まで何台かGIGAスクール構想(NEC VT-RやFujitsu Q506・Q507など)のパソコンで2in1の状態(キーボードのドッキング状態)での使用はしていたのですが、タブレット単体での使用はできないのだろうか…と素朴な疑問が発生しました。
色々と試したりもしていたのですが、先日ようやくその設定などができましたので今回は主に自分で設定できた環境を記載したいと思いますが、OSのセットアップ時にはキーボードはあった方が楽な点と比較的時間がかかりますので注意が必要です。
また、OSインストールになりますので自己責任でお願いします。
Ubuntu系列でのサウンド不具合について
一部タブレットにおいて動画などを見ている際にいきなり動画が止まって音がいきなりビーっと鳴り続けてしまう状況が発生してしまいました。その際には以下の設定をする事で自分は解決しました。
#sudo nano /etc/modprobe.d/alsa-base.conf
→ options snd_sof sof_debug=1を書き込んだ上で保存した上で再起動。
これで一応止まることなく再生されますが、たまにブツっと切り替えが入っているような音が入ったりしますがこれは仕方がないかと思います…Bluetoothの接続時でも確認しましたが問題はありませんでした。
簡単にLINUXで使えるOSについて
簡単に使用できるOSはやはりUbuntuやZorinOS系統ではないかと思います。インストールは最小インストール選択して解像度を変更、スクリーンキーボードが最初から表示されますのでそのまま使用できますが、メリットとデメリットがありますので以下に記載します。
メリット
- 最初から使用可能です。
スクリーンキーボードはインストール時から簡単に使用ができますので便利です。 - 一度起動すると安定します。
起動すれば比較的動作も安定している感じがありますが、Firefoxで動画を再生している際にはCPU(Atom)で60〜80%(100%の張り付きはほぼない)、使用メモリーが2.5GB程度で推移しています。
デメリット
- 動作が全般的に遅く感じる。
ZorinOSにて検証をしましたが、スタンバイからの起動などにおいてそこそこ時間がかかりますので気長に待つ事が必要になります。(電源ボタンでサスペンドに入ったりすると復帰までに時間がかかります。) - 動作が重い場合に認識に影響が出る。
タッチパッドになるので動作が重たい状態で入力する場合にタッチに関する抜け(タッチが無認識)や認識遅延が発生する事があります。
注意点
- タブレットで使用する場合にはテーマをTouchにしないとスタートメニューなどの部分の選択がほぼ出来ない自体が発生します。
- Chromeを使用した場合はTverの認識がなぜかAndroidタブレットの認識になるのでアプリダウンロードになってしまう。(Firefoxであれば問題はなく視聴可能です。)
- Firefoxのスクロールができない問題はScrollAnyehereなどのプラグインを別途で導入する事で解決しますが、#sudo nano /etc/security/pam_env.confにてMOZ_USE_XINPUT2 DEFAULT=1を記述して再起動する事(参考:Kapper@Linuxさんの投稿)で動作するのであればこちらの方が使いやすくなります。
一応、メリットデメリットを理解した上で使用する必要がありますが、動作が重たい感じがあるので実際に使用してみてから判断されるのも良いかと思います。
ログイン時に作動させる設定方法について
前提条件としてMaboxLinuxの場合は日本語化とfcitx5が導入できている事が条件となります。また、基本的にスクリーンキーボードはonboardというパッケージを使用しますので別途で導入する必要があります。また、ログインに関する部分はログイン時に使用しているGUIを設定する必要がありますのでそちらの導入も必要です。
- 必要なパッケージの導入
#sudo pacman -S lightdm-gtk-greeter lightdm-gtk-greeter-settings onboard
(Maboxの場合はonboardのみでOKです。) - インストール後
sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
念の為にgreeter-session=lightdm-gtk-greeterである事を確認します。
(MaboxLinuxの場合は変更の必要はないかと思います。) - sudo nano /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf
keyboard=onboardがない場合は追記。
(MaboxLinuxの場合は追記が必要です。)
基本はこれでログイン画面で右下に表示されるユーザー補助から選択ができますが、NEC VT-Rのタブレットに関しては一番下をタップしても認識しない場合があります。そこであえてlightdm-gtk-greeter-settingsをインストールしていた理由でlightdmの設定を起動してその他の項目にあるキーボードにチェックを入れ、起動時は無効→有効へ変更する事で自動的に表示される様になります。
なお、Archcraftの場合はログイン後に関しては自動起動できましたが、ログイン画面での起動はできませんでした。
【参考サイト】
Manjaro Linux(Cinnamon Edition)でログイン画面にスクリーンキーボードを表示させるために行ったこと
起動後に自動的にonboardを作動させる場合
ログイン時には起動させる事ができましたが、起動後には自動で起動はしていませんので起動させる必要性があります。そこでMabox Config → AutoStart(Openboxの項目)→ edit autostart fileにてexec onboard &を追記する事で自動起動設定が実施できます。※上記でコマンドにてlightdm-gtk-greeter-settingsをインストールした場合にはテーマなどを再度設定すると良いかと思います。
(追記)fcitx5との相性について
MaboxLinuxではWellcome画面からインストールされる日本語入力に関するソフトがfcitx5となっています。ノートパソコンなど通常使用の場合には全然問題にならないのですが、onboardをインストールした場合には相性が悪い様でFcitx5がなぜかうまく作動しません(設定画面などが出ずに対応策なども実施してみましたがカーネルパニックで止まってしまいました)ので#sudo fcitx fcitx-im fcitx-mozc fcitx-configtoolでインストールし、自動起動と.xprofileへの記載をされた方が確実性が高いと思われます。
また、onboardを使用する場合には英字キーボードでの配置になりますのでFcitxを別途で設定する事が必要な可能性があります。主にMOZC起動時の設定(直接入力時にmozc有効化、文字入力なし時にmozc無効化、キー設定は自由)などは必要になると思いますが、アイコンのクリックでも最悪変更できますので半角/全角キーの代わりにアイコンクリックという方法(事前にMOZC起動時の入力モードをひらがなに設定しておく必要あり)でも良いかもしれません。
使用時の注意点
使用にあたり、何点か注意点がありますので記載しておきたいと思います。
- タスクバーについて
Onboardに関しては設定すれば出来るかと思いますが、タスクバー上でアイコンが表示されるTin2(タスクバー)が限定されてしまいます。デフォルトだと問題ありませんが、別のTin2にした場合でアイコンがない場合は毎回メニューから起動させるなどといった必要性がありますので注意が必要です。(自分のTint2設定はIconテーマ:Gruvbox-Material-dark、Tint2パネルテーマ:mabox2-top.tint2rcにしています。) - 画面ロック問題
画面ロックを選択してしまった場合にはパスワードの入力ができなくなりますのでキーボードを接続し直すか、強制的に電源を切って再起動する事が必要になります。 - タスクバーからのソフト起動に関して
タスクバーからメニューを起動し、ソフト名を入力して検索する部分が使用できません。 - サスペンドとハイバーネートについて
サスペンドとハイバーネート時は今度は画面に関するロックが掛かりません。(ロックがかるのも困りますのでなんとなく良いかもしれません。)なお、普通にログアウトした上で電源ボタンを押すとサスペンドに近い状態が実現できますのでおすすめです。 - Bluetoothの認識がいまいち…
Voxyのカーナビとの連携が追加時は問題ないが、その後の接続がなぜか困難になってしまうので困る。
一応、メリットデメリットを理解した上であればタブレットでもLinuxを普通に使用する事ができました。