サーバー構築

FTPやPPTPサーバーの構築

PPTPサーバー(VPNサーバー)を構築

私の場合、仕事場でも自宅に接続したいと思った経験が何度もあります。仕事柄、顧客情報以外にも色々なデータを扱っているので自宅にデータを忘れてしまったりする事もしばしば・・・そんな時に自宅に接続してデータを自分のパソコンにコピーするといった事もPPTPが可能にしてくれます。

実はもともとソフトイーサーなどのソフトをフリーソフト時代に使用していましたが、業務用途での使用は禁止になった事とTurbolinuxにはもともとサーバーソフトが入っているので止めました。 まずは設定からです。まずは「/etc/pptpd.conf」を編集します。

編集するのはもうなれているはずですので簡単です。
localip XXX.XXX.XXX.XXX
remoteip XXX.XXX.XXX.XXX-XXX

ここでの「localip」はサーバのIPアドレスの事です。サーバーのIPアドレスを入力します。「remoteip」にはリモートで接続してきたパソコンにLAN内に存在させる為に割り当てるIPアドレスの範囲の事です。

次に「/etc/ppp/options.pptp」を編集
name XXX(ドメインがXXX.comなどの場合はXXXの部分)
「name」の後ろに自分のホスト名を入力します。
もしもうまくいかない時は「www.XXX.com」等と入力。
※ただし、接続は一応できますが、好ましくないそうです。

同様に「/etc/ppp/chap-secrets」を編集
ユーザー名 サーバー名 パスワード IPアドレス
※サーバー名は、「/etc/ppp/options.pptpd」の「name部分」に入力したサーバー名と同じ名前にします。IPアドレスには通常、「*(どのIPでも可という意味)」にします。こうすると、「/etc/pptpd.conf」で入力した「remoteip」の範囲からIPアドレスを勝手に割り当てます。

パーミッションを変更し 管理者以外は見れないようにしておきます。
# chmod 600 /etc/ppp/chap-secrets
ココマンド画面を開き、入力して実行します。

接続を可能にするために「/etc/hosts.allow」 を編集
pptpd : ALL
上の記述を入力してアクセス制限が発生しないように設定します。
起動はいつものごとく簡単です。単純にサービスを起動するだけで接続できます。しかし、ここで注意が一点だけあります。実はポートが使えないと接続はできません。具体的には「TCPポート:1723」と、GREプロトコル「IPプロトコル:47」です。TCPは基本的には問題ないと思いますが、GREを通過させるものはなかなかないかも知れません。

# /etc/init.d/pptpd start
コマンド画面を開き、入力して実行します。

簡単に駆動はしますが・・・

簡単に駆動はしますが、私は勉強しました。もともと会社でYAMAHAのルーター(RT57i)を使用した構築を行ったのですが、その際に勉強をある程度してから構築しました。その結果、Turbolinuxでも構築は可能という事がわかったので自宅で試験的に構築しちゃいました。結局勉強はしないと訳がわからないですし、セキュリティー関連も結局めちゃくちゃになる可能性もありますね。勉強は意外と大切です。

PPTPハードウェア

PPTPハードウェア(VPNルーターなど)を使用しても気軽にできるようになってきていますので、そちらの方も検討してみるといいと思います。