Darkest HourとArsenal of Democracy

知らぬ間にHOI4が発売されていましたので…

以前よりHOI2などの日本語化などに関して掲載を行っておりますが、Steamでは最新作のHOI4が販売されていますので実際に購入をしてやってみましたが、やはり必須スペックまでには到達していないノートパソコンでも起動や少し動作はするのですが、メモリーなども不足している状態なのでいきなり落ちて何事もなかった様になってしまったりといった状況にもなりますので実用的ではありませんでした。

以前のバージョンと比較しても要求スペックがかなり高いものになっていますので注意が必要です。

日本語化はものすごく楽になったHOI4

日本語化に関してはHOIシリーズの中でもHOI4が一番導入が楽に行うことができます。簡単に説明しますとSteamでHOI4をインストール後にHOI4ワークショップをSteamホームページログインして導入してから起動した際に最初のメニュー画面でMODの選択をする事だけで解決します。

今までのHOIシリーズの日本語化と異なってすごく楽になりました。ただ、なんとなく以前よりもチュートリアルがあまり優しくない仕様で理解不能に感じる事もありますので別途で解説などがなされているYoutubeなどで概要を見てからプレイされても良いかと思います。

動作に必須であったり推奨とされているパソコンに対する要求スペックも飛躍的に高いものになってしまっているように思えますのでHOI4の購入の際はパソコンスペックもなるべく良いものを選択されると良いと思います。その反面、MACやLinuxでも日本語化が可能ですのですごく導入が楽になったなと感じてしまいました。

日本語化が難しいHOI3

HOI4が重たい場合は要求スペックをダウンせざるを得ませんのでHOI3がおすすめではありますが、日本語化を行うためにはバイナリエディタなどを使用しなければなりませんので難易度がものすごく高い状態です。また、情報として掲載されている方法を実施してもHOI3の日本語化に関しては自分も成功した事が今までに1度もない状態です…

何かが違うのかもしれませんが、バイナリエディタで設定して起動した際には設定出来てもなぜか起動時にエラーが出てしまって起動もできませんでした…と考えるとおすすめはHOI2になるのではないかと思います。

HOI2の中でもおすすめなのが…

Darkest HourとArsenal of Democracy

以前にもプレイをした事があるDarkest Hour(DH)Arsenal of Democracy(AOD)が個人的にはおすすめです。すでに倒産してしまって会社はありませんが、そこが日本語版を作って発売していたHOI2 DD・アルマゲドンの日本版を所有したりもしていますが、すでにWindowsで無効化されてしまっている技術のプロテクトを採用している関係で、仮想化できない・仮想化できてもマウントしてもゲームが起動しないなどの問題が発生してしまいます。

だからといって古いWindowsXPなどのパソコンを別途で用意したり、仮想化したりという部分に関してはあまりしたくありませんので、比較的日本語化の情報が出ていて行いやすくなっていたり、バグなど改善やゲームバランスなどをある程度修正されているのがDarkest HourやArsenal of Democracyではないでしょうか。Steam版であればインストールや管理も比較的楽にできます。

低スペックでもある程度はできるのはないかと思いますのでおすすめです。


Darkest Hour(DH)

Hearts of Iron IIを基本にして開発されている作品で、AIに関する改良や諜報や外交といったシステム部分に変更も加えられている作品です。単体でプレイすることができ、日本語化も次に紹介するAODよりは楽に導入ができます。

日本語化

色々な日本語化の方法が紹介されていますが基本的にこの方法で日本語化が可能となります。

  1. Europa Engine Patcher 0.54をダウンロードして解凍してパッチを当てる。
    外国で開発されたゲームなので日本語化すると文字化けしてしまいます。そこで有志の方によって作成されたEuropa Engine Patcher 0.54にてパッチを当てる事で日本語化が可能となりますので導入します。
  2. 日本語和訳ファイルを上書きする
    クラシックバージョン・シンプルバージョン・エキスパートバージョンのどれかをダウンロードしてきて解凍した上で上書きします。

Arsenal of Democracy(AOD)

BL-Logic社がHearts of Iron IIを開発したパラドックス社より基本コード(ソースコード)を提供してもらい、開発されたのがこのDarkest Hourです。日本語版も販売されていた時期もありますが、現在はSteam版で導入して日本語化へ…っという流れが一般的になっている様な気がします。本家とはAIに関する改良、シナリオ追加など大幅に改良が加えられています。単体でプレイも可能です。

日本語化

先ほどのDHと異なり、Europa Engine Patcher 0.54のパッチと日本語化ファイルを更新しただけでは日本語化出来ませんので注意が必要です。

  1. AODフォーラム(リンク先はModWikiさんのサイト)からパッチをダウンロードして解凍、直接上書きを行います。
    ゲーム自体の非公式で行われているバグに対する修正パッチを当てる必要があります。そのまま単純にEuropa Engine Patcher 0.54を当てた上で日本語和訳ファイルを上書きしても日本語化にはなりませんでした。非公式バグ訂正の部分で何かあるものではないかと思います。
  2. Europa Engine Patcher 0.54をダウンロードして解凍してパッチを当てる。
    外国で開発されたゲームなので日本語化すると文字化けしてしまいます。そこで有志の方によって作成されたEuropa Engine Patcher 0.54にてパッチを当てる事で日本語化が可能となりますので導入します。
  3. 俺的和訳計画の日本語訳ファイルをダウンロード・解答した上で上書きする
    バージョンがいくつか存在していますのでをダウンロードしてきて解凍した上で上書きします。

Windows10でも動作します

ディスプレイ(表示)の設定について

どちらもWindows10でも動作をしますが、初回起動時にディスプレイの設定に関する事項などでポップアップメッセージなどが出る事がありますのでその辺をうまく回避して終了(タスクバーを右クリックして終了させるなど工夫)させてから再度起動すると起動を行うことができます。

特にノートパソコン場合に表示がうまく行かずに起動する場合も多いので、その場合はインストールした際のインストールフォルダにあるsetting.cfgをメモ帳などで開いて訂正・保存をする事で改善します。設定後はSteamで出来たショートカットのファイルではなく、直接実行ファイル(exeファイル)で起動する様にしましょう。

特にArsenal of Democracyはこれをしないと毎回ウィザード設定(ウィザード設定ではウインドウ化は16ビットにしろと強制的に変更ができない設定なので設定不可)で設定が変更されてしまいます。

互換性設定

実行ファイルを右クリックして互換性の部分で設定します。

  • 互換モード:WindowsXP(Sp3)
  • カラーモードを制限する:16ビットカラー
  • 管理者としてこのプログラムを実行する:チェック

設定しなくても動作させることは出来ますが、予期しない現象に遭遇する可能性もありますので念の為設定されることをおすすめします。

場合によっては1024×768表示?

自分の環境(YogaBook)ではフルスクリーン表示にすると見切れを起こしますのでウインドウ表示での駆動となりますが、なぜか1024×768での表示っぽい感じになります。設定がいまいちうまくいっていない可能性もありますが、無理やり設定を変更するよりは動作する環境でプレイをしていた方が良いかもしれません。

DirectPlayについて

Directplayに関する設定はWindows10の場合はコンパネなどで行わなくても初回起動時に有効にするか・しないかの確認ダイヤログが表示されますのでそれに従って導入するのが良いかと思います。


MACのAppStore版HOI2について

これは予測ですが…MACのAppStoreにあるHOI2 Complateに関する日本語化を期待されている声などは多くありますが、Windowsと同様にファイルの2ビットへ対応ができていない状態である事から英語を日本語にファイルの内容を変更してみると文字化けを起こしてしまいます。あえて日本語に対応されるのであればsensenhukoku wo shimashita(宣戦布告をしました)といった感じで英語入力によるローマ字表示をさせればできるかもしれませんが、不便である事には間違いなさそうです…

これってなんとなく以前まれにあったファイル特性(shift_jisとかEUC_JPとか)といった現象に非常に良く似ている感じではないかと思いますが…どうしても日本語じゃなきゃ嫌だという場合にはWIndowsPCを購入してそちらへ導入するか、コスト度外視であれば比較的新しいMACの機種を導入した上でHOI4で遊ぶという強行手段に出れば日本語対応したものが導入できそうですが…

MACにBootcampでWindowsやUbuntuを導入してというのも手ですが、どうなんだろうと思ってしまったり…自分の環境では日本語化に関しては問題なく動作していますが、この方法の実行はあくまでも自己責任でお願いいたします。また、念の為、ウイルス対策などを万全にした上で安全だと思うサイトからダウンロードしてください。
まあこんな感じです。