SA1F00A

工人舎(SA1F00A)について

SA1F00AのLinux使用実験

SA1F00Aはソフマップで新品で購入しました。サブノートが欲しかったので購入しましたが、キーボードは打ちにくく、もともとWindowsXPがインストールされていましたが、Windowsがあまりにも遅いと感じ、これならLinuxをインストールしたら解決するんじゃないかということで実験してみました。仕様に関してはメーカーホームページに掲載があります。

Linuxのインストール実験と結果。

Mandriva One / Mandriva 2008.1

ブルーテュース+無線LANの使用が出来ないものの、比較的軽量に動作します。(設定次第では使用ができるかもしれません。)インストールも比較的簡単にできますので、お勧めです。

OpenSUSE10.3 / OpenSUSE11

OpenSUSE10.3のインストールは成功。自分の環境ではブルーテュース+無線LANの使用が出来ませんでした。(認識はしている模様)OpenSUSE11はインストールができるものの、Xorg.confにおけるグラフィックドライバーの認識になぜか失敗するために起動ができませんでした。(ViエディタでVESAにしてもだめでした。)

Ubuntu8.04 / EcoLinux8.04

Ubuntu8.04のインストールは成功。日本語ローカライズをインストールし、アップデートを行ったところ、非常に快適に使用することができました。デバイスもすべて認識しました。これにはさすがに驚きました。(なんとブルートゥース+無線LANも認識、解像度は800×600で使用することができます。)EcoLinux8.04については一度検証したときは比較的軽快に動作しますが、音が出ませんでした。2008年6月現在は再度検証する予定はありません。

LinuxMint

LinuxMint5の動作を確認。インストール後の画面が白くなる現象も起きずにインストールができます。ベースがUbuntu8.04の為、Atokx3なども動作しています。音については現在検証中です。

Debian

Debianのインストールは成功。Debianの場合にはスピーカーより音が出ますが、イヤホンジャックから音が出ませんでした。(設定関連が駄目なのかもしれません)

TurboLinux2008

起動もできませんでした。(多分CPU及びグラフィックあたりが対応してないものと思われます。)

FreeBSD、PC-BSD

FreeBSDはマウスを認識せず。PC-BSDはインストーラ-の起動もできません。
結局はMandrivaもしくはUbuntu8.04がお勧めできます。
比較的軽快なのがMandrivaだと私は思いました。他のディストリよりも軽快に動作しています。ポイントとしてはMandriva Freeではなく、Oneの使用が好ましいかも知れません。ただし、Oneを使用する場合にはアジア版をインストールしましょう。また、解像度もある程度設定ができるはずですので、自分に合った解像度を探すのもありかも知れません。自分の環境ではブルートゥース+無線LANが使用できませんでした。

2008年6月にUbuntu8.04を再インストール+アップデートをしたところ、かなり動作は改善しました。また、デバイスもブルートゥース+無線LANも認識し、解像度は800×600で使用することができましたので、Mandrivaと同じくお勧めできるOSになります。自分の場合は背景なし+Tracker削除、サービス停止(監視ログなど)を行って使用しています。(YouTubeなどはやはりカクカクです。まあ仕方がないですね。また、監視ログのサービス停止は普通の使用ではあまりお勧めできません。私は行っていますが・・・)

注意

Ubuntu8.04をインストールする場合。

インストール時の最初の進行に画面がバグりますが、そのまま放置しておけば先に行きます。インストール後の再起動シークエンスでディスプレイがボワ~っと白くなってきますので、強制的に電源を落としてください。これを行わないと画面焼けや故障の原因になる可能性があります。また、毎回起動する際、Ubuntuロゴの場面だけ表示がおかしくなりますが、その後元に戻りますので、しばらく待ちましょう。

キーボード改造

SA1F00Aはキーボードの使用感がいまいちだといわれ、板を挟んだり、ねじを埋め込んだり、Windowsの場合にはレジストリを書き換えたりする方法が一般的に紹介されています。が、自分の場合は消しゴムを細かく刻んで細かくし、キーボードのキーをはがし、消しゴムを挟んである程度使用します。そしてある程度使ってから元に戻すと比較的認識が向上します。