Dospara Prime Note Cresion NA

Prime Note Cartina UMレビュー

Prime Note Cartina UMレビュー

Dospara Prime Note Cresion NA
Dospara Prime Note Cresion NA

Prime Note Cartina UMはドスパラで販売されているUMPCノートパソコンです。(2008年12月現在)基本的な機能としてはAspireONEのスペックを筐体とOSを変えて販売を行なっているだけの様な感じがしますが、販売価格が3年保証をつけても39800円程度と非常に安価であるため、人気が出ている商品です。

利点と欠点

利点

  • 非常に安価であり、Linuxのインストールも簡単です。
    Linuxノートパソコンとしては3年の保証が付いて39800円程度と非常に安価であり、Linuxもほぼそのままインストールができ、使用ができますので、すばらしいと思います。また、ある意味UPS付きのLinuxサーバーとしての用途の使用も可能なのではないかと思います。
  • Ubuntu、LinuxMintがインストールできます。
    もともとインストールされているOSは「FOS」と呼ばれるOSですが、Ubuntu、LinuxMintへの切り替えに関してはWebカメラも含め、ほぼ容易に行なうことができます。AtokX3のインストールも容易に行なうことができます。ただし、無線LANのみはデフォルトではインストールされないので、参考ページに記載されている「第49回 NetBookを使いこなす(1):USBメモリからのインストール・RTL8187SEの利用」の方法に従ってインストールをされるのが一番良いと思います。また、キーボードの認識(半角/全角がPageDownになっている場合)につきましては、欠点の部分を参照してください。あっけないという意見が多いですが、DELLのUMPCよりも安価で比較的容易にインストールができることを考えると、お得なのかもしれません。

無線LANのインストールに関する詳細情報

インストール方法

  1. 以下のコマンドを実行します。
    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get install fakeroot build-essential dpkg-dev devscripts
    $ sudo nano /etc/apt/sources.list もしくは
    $ sudo gedit /etc/apt/sources.list
    /etc/apt/sources.listに以下の内容を追加し、保存しましょう。

    # Debian packages
    deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian unstable main contrib

    以下のコマンドを実行します。
    $ gpg –recv-key –keyserver wwwkeys.eu.pgp.net C4C7264B
    $ gpg –export C4C7264B | sudo apt-key add –
    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get build-dep rtl8187se-source
    $ mkdir -p ~/src/rtl8187se
    $ cd ~/src/rtl8187se
    $ sudo apt-get source –compile rtl8187se-source
    (掲載記事では一番下の行が「atp-get」となっていますので、ミスに注意を!)

  2. インストール
    ~/src/直下にrtl8187se-sourceパッケージ(rtl8187se-source_1023.0928.2008_all.deb)が作成されるはずです[場所]からホームディレクトリを開き,srcディレクトリにあるrtl8187se-sourceパッケージをダブルクリックして、gdebiを用いてインストールします。
  3. m-aによるインストール
    rtl8187se-sourceパッケージはその名の通り,RTL8187SEのドライバの「ソース」パッケージです。利用するためにはmodule-assistant(m-a)を用いてビルドする必要があります。以下のコマンドでautoinstall(a-i)が実行され,必要なモジュールのビルド・パッケージング・インストールが行われます。

    $ sudo m-a a-i rtl8187se
    あとはOSを再起動すれば無線LANが利用できるようになっております。

LinuxMint5及びLinuxMint6でも動作を確認。

LinuxMintでも上記の様に行なえば使用する事が可能です。