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Y!Mobile(旧Emobile)とS01SHについて

Y!Mobile(旧Emobile)について

以前、Emobileを使用していた時期などがございましたので、その時の内容をまとめています。現在ではY!Mobileとして合併がなされましたので、料金プランなども異なった形態になっています。各ページ機種ごとに記載をしていますのでページごとに確認いただけます。

EM-Mobile(S01SH)の導入と簡単なレビューについて。

2008年にS01SHを新規に導入し、D01HWを解約しました。使用の感じとしてはまあまあです。バッテリーの持ちが非常に悪く、充電しながらモデムとして使用することもできません。つまり、実質2~4時間限定のモデム専用といった感じではないでしょうかこんだけ時間が持たないと、外出や出張時にはS01SHの専用ACアダプタも持ち運びが必要ですね。フォームアップデートは「1.05a」にしてあります。デフォルトの状態時よりも認識や接続時などの相性が良くなった気がします。現在は使用していません。
インストールソフトと簡単なレビュー
・AVAST PDAバージョン
ウイルス対策としてインストール、ただし、有料(体験版60日)+画面を縦に90度傾ける設定にしないとボタンなどが使用できません。検索速度はまあまあといった感じです。
・SKYPE及びMSNメッセンジャー
SKYPEとMSNメッセンジャーが使用できます。ただし、自分の環境ではMSNメッセンジャーは状況表示(オンラインなど)がうまくいきませんでした。SKYPEIN又はOUTについては検証はしていませんが、イヤホンマイクが平型であれば可能のようですので、そのうち実験してみたいと思います。
・Operaブラウザ
デフォルトでOPERAブラウザが入っています。速度的にはまあまあといった感じかと思います。
・ワンセグ
ワンセグは残念ながらやはり他のワンセグ同様に自宅では見ることができませんでした。受信感度もやはり携帯よりも劣るみたいです。
・その他
1.バッテリー
バッテリーはやはりへたれの領域です。閉まっておくといつの間にかバッテリーが切れています。また、外れていないのに時計が0:00(リセット状態)になってたりします。
2.タッチパネル
反応はいまいちです。指だと確実に御認識します。
3.ネット速度
ネットの速度はまあまあといった感じですね。
4.Linuxとの相性
相性などはまあまあと言わざるを得ません。また、Ubuntuで使用してたときにはよくUSBを外してつけ直す現象がありました。
5.Windowsとの相性
相性は良い方ですが、Vistaとの相性はやはりいまいちでした。

Linuxでの認識

Ubuntu7.10でS01SHを使ってみます。基本的にはD01HWの使用時と変わりはなく、拍子抜けしました。
※Ubuntu8.04でも動作します。
・起動方法
(1)まずUSBポートにS01SHを刺す。
(2)次に設定します。
・右上のネットワークマークを左クリック→手動でネットワーク設定
(または、メニューのシステム管理→ネットワーク)
・Sudoパスワード入力
・モデム接続のプロパティを開き、以下のように設定
・全般タブ
この接続を有効にする CheckON
電話番号 *99***1#
ユーザ名、パスワードは同じ em
・モデム設定
モデムのポート /dev/ttyUSB0
・オプション設定は全部 CheckON
※ここで、一度再起動して接続ができているかの確認。
(Xのみの再起動でも行けそうだが、確実を期すためにあえて再起動)
これで一応接続はできました。

注意点

1.念の為、ネットワーク設定を保存しておいた方がよいでしょう。
2.デフォルトで使用する場合は設定保存後、デフォルト適用をする。
3.内蔵IDカードを交換した場合に試す時はあらかじめ一度だけでよいので、 Windowsで接続した方が良い。
4.速度がでない場合は /etc/ppp/peers/のファイルをいじります。ポート速度を 115200 → 460800 に変更。ただし、Windows接続時に比べて、電波受信が敏感になっている気がしますね。方向変えるだけでも改善する場合が多いかも。スペックが遅いせいかな…
5.基本的にはS01SHの場合、D01HWと同じ方法で使用ができます。
・追記(EcoLinuxなどで使用されているPPPでの接続方法)
PPP&PPPconfigの場合の接続
1.ターミナルを開き、#sudo pppconfigを実行。
2.Createを選択し、プロパイダ名を自分で決めましょう。
3.その後は指示に従って以下のように設定しましょう。
電話番号:*99***1#
ID:em
パスワード:em
ポート速度:115200
DNS:動的に使用するを選択
モデムCOMポート:/dev/ttyUSB0
認証方式:PAP
上級オプションなどはそのまま
とりあえず以上で設定ができます。
※追記方法でのPPPconfig設定をした場合、接続と切断は以下のコマンドを入力します。
接続は#sudo pon 先ほど自分が決めたプロパイダー名
切断は#sudo poff 先ほど自分が決めたプロパイダー名
※トラブルシューティング
・接続ができない場合
1.設定を確認しましょう。
2.パソコンを再起動してUSBを抜き差してから接続してみましょう。
3.Xウインドウを再起動してみましょう。
まあこれで解決する場合が結構あります。

結果

Ubuntuでも使用ができることが確認できました。また、他のLINUXでも/dev/ttyUSB0とデバイスが認識していれば、使用することができます。速度もWindowsでの速度とは全く変わりなく、使用することができます。

利点と欠点

<利点>
・Ubuntuでも使用できる。ただし、Ubuntu 7.10以降でなければならない。
・EcoLinuxでの動作確認(PPPとPPPconfigでの接続)
・S01SHと比較すると受信状況が格段に良くなっている。
・Windowsだとタイムアウトになるが、Ubutnuでの使用時は自動的に切断されにくいので使用しやすい。
※2008年6月5日追記 :Windowsの場合であってもタイムアウトした場合に接続する設定ができます。
<欠点>
・USB接続の為、持ち運びながらの用途には少し不向き。
・Linuxでの環境だとなぜか受信状況がシビアになる。
・バッテリの持ちが非常に悪い。
・たまにフリーズ起こします。

免責事項など

・あくまで自己責任で行ってください。私は責任を一切持ちません。