タブレットパソコンをLinuxで使う(追記)

気温の変化が若干激しい季節になりましたのでなんとなく疲労感も溜まりやすい季節になっているように感じます。体調も崩しやすい季節でもありますので体調管理に注意しながら過ごしていきたいと思います。

いつもお世話になっている薬局さんでいただいている洗肝明目湯麻黄附子細辛湯を使用していますが、花粉が原因かと思われる眼や鼻の症状は徐々に改善されているのを実感していますのでこのまま継続していきたいと思います。


今回の記事に関する目次


タブレットパソコンでLINUXを使う(追記)について

以前にタブレットパソコンでLINUXを使うという事で主にZorinLinuxMaboxLinuxなどをタブレットパソコンで使用する関連で情報を掲載しましたが、今回はその内容の一部でもっと根本的な改善策が発見できた部分に関する追記と別のLINUXで使用した際の感じに関しても記載しています。

この部分を応用する事で以前に紹介したMinibookでLinuxを使用した際に発生したモニターが横向きになる部分に関しても下手にプロファイルなどを作成する事なく普通に手間が省けて簡単に解決も可能になりました。

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今回の事例を発見するに至った原因

今回、この事例を解決したいと思った要因として以前より自分が乗っている車でパソコンを掲載した(TOYOTA VOXY 煌ⅢでPCを積載した)と記載しましたが、その内容的に全部のナビのみでの表示でしたので後部座席では見る事は出来ても小さくて内容が良くわからない状況である点とキーボードとマウスが必須になってしました。

そこで後部座席でも問題なく閲覧が可能でかつ操作も可能なシステムを考えた際に後部ヘッドレストにタブレットを装着してナビへHDMI出力させればどうだろうかと思ったことでした。

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実際にやってみると問題が発生しました。

実際に以前の方法も含めてxrandrをautostart部分で設定を行った上で表示をさせてみるとログイン後は問題はありませんがログイン前にタブレット側では普通にログイン画面が表示されているのにも関わらずナビ側でも解像度などの関係でログイン画面が正常に表示できません。

それでは毎回後部座席でログインを確認してから操作開始という事になりますし、それに加えて問題が発生した点やタブレットでタッチキーボードで入力しようとするとずれてしまいましたので実用的な問題も発生していましたので実用的ではありませんでした。

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問題解決に関して(lightdm限定)

xrandrを使用する事には間違えないので基本的な記述が出来る方でしたら導入する必要はありませんが、まずsudo pacman -S arandrなどでarandrを導入し、解像度などをテストしてみた上でスクリプトを名前を決めて保存します。

ファイルの保存場所はデフォルトだと/home/ログイン名/.screenlayout/の中で隠しファイル扱いになっていますので表示メニューなどで隠しファイルを表示するにチェックなどを入れてください。

解像度で問題したくない場合や解像度でも見え方がいまいちと感じる場合には倍率を設定する事もできますが、arandr自体が細かい倍率にはほとんど対応していないのでshファイルとテキストエディタなどで開き、–scale 0.7×0.7(0以下の場合は縮小、1以上の場合は拡大)などで倍率を設定したり…と変更して何度か実際に実行してみると良いかもしれません。

設定ファイルが関係したら、今度はsudo nano /etc/lightdm/lightdm.confにあるdisplay-setup-script=[ファイルの場所/ファイル名.sh]の前の#を削除した上で記述して保存した上で再起動すると解決します。(直接xrandrで記述も可能ですが、臨機応変に変更したい場合やテストしたい場合にはshファイルがであれば何かと便利です。)

参考サイトではchmodやgreeter-setup-script=も設定していますが、設定しなくても大丈夫でファイルの場所も/home/ログイン名/.screenlayout/の中でも一応動作していますので細かく設定されたい場合には参考サイトを参照して変更してください。

これでautostartファイルに設定を記述しなくても動作しますが、気になる方は年のために同じ内容で設定されても良いかもしれません。

【参考サイト】
【ArchLinux】LightDMのディスプレイ配置を変更する

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起動から解像度や倍率、画面回転などを変更する事も可能に。

以前実施した際にはログイン後で設定する事自体は比較的容易でしたが、ログイン前はどうしても以前の解像度でのログインを余儀なくされていました。ただ、今回のlightdmによるログインを実施している場合にはスクリプトで予め.shファイルを記載をして作成した上で上記設定を実施する事によって解決する事もできます。

また、以前Minibookで問題になっていたログイン画面が回転してしまう問題に関してもスクリプトで設定しておけば簡単に回転した状態で起動した状態に出来ましたし、画面を回転させたい場合はスクリプトで設定ファイルをあらかじめ準備しておけば実行する事で回転にも対応可能となります。

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(番外編)比較的軽快動作が可能だったWATT OS

ZorinLinuxMaboxLinuxでの検証を実施していく中でWATT OSというDebianベースのディストロを発見しましたのでインストールを実施してみましたが、かなり動作が軽快で使いやすかったです。しかもFujitsu Q506とQ507ではサウンド出力の切り替えは手動になりますが、なんとUSB DACを使用せずに普通にイヤフォンジャックで音が出ました。(未接続でかつMonoSperkerという表示にはなっていますが、実際にはイヤフォンの接続認識はしています。)

注意点としてはibusがデフォルトで導入されていますのでソフトウェア管理でibusを完全削除した上でfcitxやfcitx-mozc(onboardを使用する場合)などの導入が必要でした。ただ、動作がかなり軽快なので個人的にはキーボードとドッキングさせた使用がメインでショートカットキーも使用したい場合はMaboxLinux、基本的にタブレットでの使用がメインという場合はWATT OSで良いかと思う程でした。

まあこんな感じです。

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