今年は地震が年始早々にあったり、4月中旬にもかかわらず気温も急激な上昇をしている感じもあったりとなんとなく異常気象ではないかと感じています…暑い日が急激に続いていますので引き続き体調には十分注意したいと思います。
個人的にはいつも相談している薬局さんで切り替えた冠脉通塞丸と人参養栄湯を飲んでいるのですが少しずつだるさなどが改善してきている感じがありますのでこのまま様子を見ていきたいと思います。
今回はMaboxLinuxを実際にToyota Voxy 煌3へ車載しましたのでその事について記載したいと思います。おそらく日本ではMaboxLinuxをわざわざ車載までさせている人はおられないかと思いますが、今後LINUXを車載されたい方の参考になればと思います…
今回の記事に関する目次
ご注意ください
あらかじめ記載しますが、くれぐれも注意していただきたいのは操作などは停止時、画面なども含め運転中は運転に集中して注視されない事、搭載を推奨する物ではない事を前提として記載しておりますのでご注意ください。
また、LINUX搭載などに関しましてはくれぐれも自己責任でお願いします。
普通に使用するのであれば本当にiphoneやAndroidなどを接続して使用する事で良いかと思いますが、それでは物足りない、パソコンを車載してみたいという方はぜひ…っと述べつつも、比較的外装や内装をかっこよくしたりされる事が多いのですが、自分は内部機能を充実させようと思ったので色々とやっておりますので…(変なマニアックな趣味を持っている人に思われそうですが…)
TOYOTA VOXY 煌3でのFire TV Cube使用について
以前に他の方も実施されていたことからFire TV Cube(自分は第二世代)を車載してみたのですが、使用している中で不満に感じる部分が何点か出てきてしまい、その解決手段はどうにもなりませんでしたので、まずはその不満に感じている部分について以下に記載したいと思います。
- 起動時に接続失敗する事が多い
テザリング機器との接続を最初に失敗すると再接続まで時間がかかるか、最悪は接続自体をしてくれなくなります。こうなると一度エンジンをかけ直すか再起動させるしかありません。 - アレクサという命令に何度も無視されている
最初の起動時もそうですが、アレクサと呼びかけた際に何度も簡単に言ってしまうと「考え中」になりますので結局リモコン操作が必要になります。 - 検索がうまく行かない場合が多い
大体アレクサで声にて検索をした際に返ってくる内容が全く異なった内容になっている事が多いので実用的ではありません。例えばリナックスで検索をかけた際に「二ナックス」で検索されたりしますので検索やり直しになって逆に面倒です。
これらの事考えるとそもそもFire TV Cubeは元々車載させるためではなく、固定化されている環境での動作を想定しているものだと思うので、確かに動作は快適なのですが車載にはどちらかというと向かないシステムなのかもしれません。
PC車載プロジェクトを実施しました
Fire TV Cubeも使えなくはないのですが、駐車して迎えを待っている際や震災時などに有効的に活用していく為には何が必要か?と考えた際にFire TV Cubeもブラウザは使用できるのですが、やはりブラウザメインでの使用ができれば嬉しいと思ってしまいました。そこでLinux PCを正式に車載させて現在テスト使用中なのでまとめておきたいと思います。
OSはMaboxLinuxにしました
どちらかというと情報としてあるのはやはりWindowsやMACOSなどを採用される場合が多い様です。主なメリットとデメリットをまとめると以下の様な感じになるかと思います…
メリット
- 使いやすくて周辺機器との互換性が比較的良い。
- 動作できるソフトが多く、比較的パソコン使える方なら誰でも使用できる。
デメリット
- WindowsやMACOSの場合は起動に比較的時間がかかる。
- アップデートなどの実施が行われた際には終了まで電源がカットできない。
- 盗難にあった際に暗号化出来ていないので外付けなどで簡単に見れてしまう。
では自分はなぜMaboxLinuxを採用したのかと言われてしまうと単純に「誰もこういう事をそもそもしていない事」と「起動と終了になるべく時間がかからない事」の2点だけでした。だからといってLINUX車載にもWindowsやMACOSと同様にメリットとデメリットがありますので以下にまとめておきたいと思います。
メリット
- WindowsやMACOSと比較して起動と終了が早い。
- OS自体の要求スペックが高くないので導入しやすい。
- ホームフォルダを暗号化出来るので盗難にも強い
(そうは言ってもほとんどそういうデータは残す予定はなく…) - ちょこまかとしたアップデートになる。
(ローリングリリースなのでまとまったアップデートなどは無い) - キーボードとマウスによる確実な入力が可能。
デメリット
- Linuxなので誰も使えない。
- 周辺機器との互換性が保証できない。
- 画面表示に若干不安あり。
- キーボードとマウスの配線などが大変。
- (当然ですが…)音声指示ができない。
- スリムであっても意外と筐体は大きい。
BMWなどがLINUXを導入した後にAndroidなどへ推移したという記事などもありますが、目的も企業と異なり個人で使用する感じなので「とにかく動作しやすく、基本的な動作をすれば良い」というコンセプトになりましたのでMaboxLinuxを採用しました。
最終的にどうなったのか?
おそらくMaboxLinuxを車載したのは自分が初めてかもしれないなと思いつつ…
車載の方法としては全然難しくない感じで普通にナビとはHDMI接続、電源はシガーソケットからインバーターを使用して出力させています。なお、あらかじめ自宅のテレビでOSになどはセットアップし、回線は楽天モバイルを使用しています。
実際に左側が動画再生(YoutubeでIOリーグを1080PのHD画質で閲覧)と右側がYoutubeで東方ユーロビートの音楽+下部にインジケーターを表示させて聞いている時を撮影してみました。
現在テスト中ですが、主な特徴をまとめると以下のとおりです。
- 起動は第6世代のi3、メモリー4GB、HDDはSSDの512GBを搭載したパソコンで大体起動(ログイン画面まで)は大体1分未満で起動し、シャットダウンは数秒でシャットダウンします。
- HDMI接続に関しては設定する事なく自動認識で表示させていますが、必要に応じてxrandrなどの記述があっても良いかと…
- 音声設定は出力をHDMIにすれば普通に音出るので車側にて音量設定ができます。
- WifiテザリングまたはUSBテザリングで接続していますが回線の安定性はUSBテザリングの方が良いです。(USBテザリングはイーサネット接続として認識されます。)
今回経験して思ったのは「車載PCに関してはHDMIが接続できればなんとかなる」というのが正直な所でしたし、最近の車だとこういう事も出来なくしている場合も多いかもしれないので、逆にこの車だから出来るシステムなのかもしれません。
とりあえずまだ調整中ですが、動作確認などを引き続きしたいと思います。
まあこんな感じです。